ソーシャルメディアを使ったプロモーションで大切なのは、まず自分を好きになってもらうこと。そのためには、魅力的なプロフィールをつくる、見栄えのいいアイコン画像をアップする、読者にとって役立つブログを書くなどの工夫が必要だ。ファンを増やすための5つのポイントを紹介する。

大切なのは、まず自分を好きになってもらうこと

 ソーシャルメディアを使ったプロモーションで大切なのは、まず自分を好きになってもらうことだ。

 アーティストは自分自身が商品だからわかりやすいが、会社や個人事業でモノ・サービスを販売している場合も、主役はあくまで自分自身となる。

 営業マンは商品を売る前に自分を売れ!と言われることがあると思うが、それと同じだ。

 前回お話ししたように、商品力がずば抜けているのでない限り、「誰から買うか」が重要な時代。

 みんな「あなたが好きだから、あなたから買いたい(あなたが携わっているから買いたい)」のである。

 そういった認識のうえで、ミクシィやグリー、モバゲー、フェイスブックなどのソーシャルメディア(僕はとくに日本発のSNSをおすすめしている)を活用していきたい。

 ソーシャルメディア・プロモーションでやることは、とてもシンプルである。相手とお友達になり、ブログやメッセージの機能を使ってあなた自身のことを語り、相手のニーズに応じておすすめする、という流れ。

「そんなことはすでにやっている!」と怒られてしまうかもしれない。

 しかし、シンプルであるがゆえに、見落としてしまっていることはないだろうか?

 今回は、ソーシャルメディアでファンを増やすポイントを5つお話ししたい。ソーシャルメディアをまったく初めてやる人も、これから説明するステップに沿って始めればスムーズにできるはずだ。

鎌倉圭(かまくら・けい)
株式会社エスプロックス代表取締役。株式会社ニュースタッフプロダクション代表取締役。
1979年長野県生まれ。高校時代にバンド活動を始め18歳で上京。税理士試験の勉強をしながら音楽活動に励む。2006年12月税理士試験に合格したにもかかわらず、本格的に音楽活動を開始。2007年7月1stアルバム「love activity」が全国発売。iTunes Storeチャートにて5位獲得。2007年8月ソーシャルメディア・プロモーション会社の株式会社エスプロックス設立。2008年7月配信ミニアルバム「K!Tunes」発売、9月配信シングル「キズナ/デジタル難民」発売、10月2ndアルバム「Social Network」発売。2ndアルバムはiTunes Storeチャートにて三作品連続1位を獲得、同年のiTunes・ベスト・インディーズアルバムに選ばれる。2010年9月税理士登録。2010年10月税理士事務所を設立。2012年2月お笑い芸能プロダクションの株式会社ニュースタッフプロダクションを設立。