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スポーツと経営学

ビジネスモデル――日本プロ野球のビジネスモデル

嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]
【第1回】 2012年4月6日
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スポーツ界をビジネスの視点から見る「スポーツと経営学」。第1回は、日本プロ野球を他のプロスポーツと対比させながら「ビジネスモデル」について考える。

変遷するオーナー企業

 実質20億円から50億円程度の赤字が毎年発生するとされるプロ野球の球団経営。そもそもなぜ毎年赤字でビジネスが成り立つのか。また、プロ野球人気の低迷やスター選手の大リーグ流出が続く現状を踏まえた時、プロ野球のビジネスモデルはどこに向かうべきなのか。

 そうした議論をする前に、これまでのプロ野球球団経営の歴史を振り返っておこう。以下は、ほぼ四半世紀間隔のスパンで見たプロ野球チームの変遷である(いずれも順位順。2012年のみ前年の順位。また、2011年末にベイスターズはTBSからDeNAに売却された)。まずは、ここからどのような傾向が読み取れるか考えていただきたい。

【1960年】
  セントラル・リーグ
   大洋ホエールズ
   読売ジャイアンツ
   大阪タイガース
   広島カープ
   中日ドラゴンズ
   国鉄スワローズ

 パシフィック・リーグ
   毎日大映オリオンズ
   南海ホークス
   西鉄ライオンズ
   阪急ブレーブス
   東映フライヤーズ
   近鉄バファロー

【1985年】
  セントラル・リーグ
   阪神タイガース
   広島東洋カープ
   読売ジャイアンツ
   横浜大洋ホエールズ
   中日ドラゴンズ
   ヤクルトスワローズ

 パシフィック・リーグ
   西武ライオンズ
   ロッテオリオンズ
   近鉄バファローズ
   阪急ブレーブス
   日本ハムファイターズ
   南海ホークス

【2012年】
  セントラル・リーグ
   中日ドラゴンズ
   東京ヤクルトスワローズ
   読売ジャイアンツ
   阪神タイガース
   広島東洋カープ
   横浜DeNAベイスターズ

 パシフィック・リーグ
   福岡ソフトバンクホークス
   北海道日本ハムファイターズ
   埼玉西武ライオンズ
   オリックス・バファローズ
   東北楽天ゴールデンイーグルス
   千葉ロッテマリーンズ

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嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]

東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社、主に出版、カリキュラム設計、コンテンツ開発、ライセンシングなどを担当する。現在は出版、情報発信を担当。累計120万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」や、「グロービスの実感するMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。
グロービス経営大学院や企業研修においてビジネスプラン、事業創造、管理会計、定量分析、経営戦略、マーケティングなどの講師も務める。また、オンライン経営情報誌 GLOBIS.JPなどで、さまざまな情報発信活動を行っている。


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スポーツが魅力的で人々を惹きつけ続けるためには、やはりビジネスとの関係は切っても切れない。この連載では、そんなスポーツ界をビジネスの視点から分析、探究していく。

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