ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

なぜ日本人留学生は就活に苦戦するのか
北京留学中の早大生が直面する厳しい就職事情

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]
【第28回】 2012年4月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 昨年12月に北京で知り合った日本からの留学生、Hクンに連絡すると、「今、就活しているんです!」という話だったので、早速北京で話を聞かせてもらうことにしました。というわけで、今回のテーマは日本人留学生の就活です。

 Hクンは早稲田大学教育学部の4年生。いや違った、この4月からは5年生や。4年生の昨年8月末から今年7月までの1年間、北京大学対外漢語教育学院に留学中の学生サンです。

 この「対外漢語教育学院」は、中国語能力の向上を目指す学部で、学生は留学生ばかりのようです。15人単位のクラスが30クラスほどあって、高いレベルに行くと半分くらいが日本人、真ん中や下のレベルに行くと日本人はクラスで2、3人くらいだとか。一番上のクラスは中国語検定準1級やHSK検定6級レベルを取得できるレベルで、彼が今学期から昇格した上から10番目くらいのクラスならHSK5~6級の間。Hクンも5級は取れるレベルのようです。

※中国語検定
 
中国語検定は1級、準1級、2級、3級、4級、準4級に分けられています。認定レベルは、
 
1級:仕事で中国語を高度に活用する能力があり、高レベルな読解力・表現力で複雑な日中間の翻訳・通訳ができるレベル(ほとんどいないそうです)。
 
準1級:通常の実務に従事できる能力があると認められ、中国語を基本的に習得し、日本語文章の中国語訳、中国語文章の日本語訳、また簡単な通訳ができるレベル。
 
2級:実務で使用できる中国語の基礎的な能力があり、日常的な話題の会話が行え、また複文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3級レベルの文章を書くことができる。
 
3級:中国語の応用を独習できる能力を持っている。基本的な文章を読み、書くことができ、簡単な日常会話ができる(学習時間200~300時間。一般大学の第二外国語における第二年度履修程度)。
 
4級:基礎的な中国語をマスターしたレベル(学習時間120~200時間。一般大学の第二外国語における第1年度履修程度)。
 
準4級:学習を進めていく上での基礎的知識を身につけていること(学習時間60~120時間。高等学校における第一年度通年履修,専門学校・講習会等において半年以上の学習程度)。
 
詳しい認定基準は日本中国検定協HP

※HSK 漢語水平考試(hanyu shuiping kaoshi)
 
HSKは、中国政府が公認する中国語検定で、世界共通基準の資格。中国国内外で中国語能力の公的証明として通用する資格です。試験の内容は中国語を用いたコミュニケーション能力の測定に特化しており、より実用的な中国語能力の測定が可能です。①リスニングの力を測る試験、②読解力を測る試験、③中国語の作文力を測る試験の3つのパートからなっています。1級から6級があります。6級が最上位です。HSKのレベル基準はHSKのHPはこちら

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]

1959年京都市生まれ。82年京都大学法学部卒。同年リクルート入社。入社後、10年間、人事採用担当・責任者として、高成長期のリクルー トの採用をささえる。キャリアスクール「i-Company」校長、リクルートエージ ェントの採用部長を経て、現在、主に北京で中国人大学生を採用する(株)トランセンド AHRP事業顧問。公式サイトhttp://obatashigekazu.net/


「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

「第二次就職氷河期」と呼ばれ、学生たちの就職難が問題視されている日本。その一方で、中国進出やグローバル化を視野に入れた多くの企業が熱い視線を寄せるのが中国の学生だ。本連載では、これから一層注目を集める中国の就活事情を明らかにするとともに、日本人の学生が彼らに負けないための処方箋を探る。

「「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和」

⇒バックナンバー一覧