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日本の国民病「花粉症」に、
“ガン予防の効果あり”という意外なメリット

――今年の花粉は早い! 早めのご準備を

清野仁與 [エディター]
【第6回】

 花粉症の方には憂鬱な季節が近づいてきました。多くの方を悩ます花粉症ですが、良いこともあるようです。花粉症にはガンを予防する効果があるかもしれません。

 今年のスギ花粉は、環境省の昨年末の発表によると通常より1、2週間早く飛び始めるようです。早い地域では花粉が飛翔を開始する時期まで1カ月をきりました。そろそろ準備を始めましょう。

 花粉症を始め、喘息、アトピー性湿疹、食物アレルギーなどのアレルギー疾患は、通常は無害な物質や刺激に対して免疫システムが過剰に反応している状態です。近年、日本を含む先進国で急速に増加しています。この理由は明確ではありませんが、豊かで便利、清潔な暮らしをもたらしたものに関連する何かが、自然の一部である人間の体内環境のバランスを崩したことによるのかもしれません。

 日本人の2~3割は花粉症だといわれます。2006年の東京都の調査によると、都民の28.2パーセントが花粉症であると推定されて、この割合は10年前と比べてなんと1.5倍に増加しています。

花粉症の人は、
すい臓ガン、脳腫瘍の発症リスクが半減

 さて、花粉症の方の憂鬱な気分を軽くするために、こんな話題は少し役立つでしょうか。花粉症のようなアレルギー症状をもつ人で、いくつかのガンの発症が少ないことが報告されています。

 花粉症などのアレルギー症状をもつ人々は、アレルギー症状のない人と比べて、すい臓ガン、大腸ガン、食道ガン、胃ガン、口腔ガン、子宮体ガン、脳腫瘍などの発症リスクが低下するようです。

 例えば、花粉症の人は、すい臓ガンのリスクが57パーセント低下して、最も一般的な脳腫瘍である神経膠腫の発症リスクが45パーセント低下するという研究報告があります。

 複数のアレルギー症状を持つ人でこの恩恵は大きいようです。2万人以上の女性を対象に、アレルギー症状と大腸ガンの関係を調べた研究で、花粉症などのアレルギー症状を1つだけもつ人より、2つ以上もつ人で大腸ガンの発症リスクが大きく低下することがわかりました。

 また、アレルギー疾患には予防だけでなく、ガンによっては発症後の進行を抑える効果もあるかもしれません。別の研究が、花粉症などアレルギー症状のある人は、大腸ガンによる死亡率が低下することを発見しています。

花粉症の過敏免疫が
ガン細胞をまめに破壊!?

 花粉症は、よく知られているように、本来は無害な花粉を、免疫システムが撃退するべき外敵と誤解し過剰反応をすることで引き起こされます。

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清野 仁與 [エディター]

福島県生まれ。日本女子大学住居学科卒業・同大学院修士課程修了。卒業後、インテリア・住宅関係の雑誌、および建築、住宅、インテリア関連書籍、写真集、一般書などの編集に携わる。体調をこわしたことを契機に健康に関心をもち、健康関係にフィールドを広げて執筆も始める。ウェブサイト(アライブ!サプリメントカフェ)で最新の健康情報を発信している。


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