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評価が上がる!上司を味方にする技術
【第2回】 2010年2月18日
著者・コラム紹介バックナンバー
本間正人 [成人教育学博士]

上司を立てられる部下、立てられない部下
は何が違うのか

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「上司を立てる」ことは
“ごますり”とは違う

 コーチングアップというのは、「上司を立てる」ということとかなり重なっているかもしれません。上司を立てて組織をうまく回すと、職場の雰囲気も良くなって、自分の仕事もやりやすくなるものです。その結果、自分の仕事の成果も出て、職場全体の成果も上がるという好循環が生まれます。

 しかし、上司を立てることに心理的な抵抗感を抱く場合もあるでしょう。性格的にそういうことが苦手という人も増えているようです。部下を活かせない上司が増えている一方で、上司を立てられない部下も増えているのかもしれません。

 では、上司を立てられないのは、なぜなのでしょうか。大きく次の3つのパターンがあるように思います。

(1)上司をライバルだと思ってしまう
(2)上司との信頼関係ができていない
(3)自分自身の評価を優先して考えたい

 実は優秀な人ほど、こうした落とし穴に陥りやすいものです。上司を立てるなどというと、「媚びる」とか「おべっかを使う」といったことを連想して、嫌悪感を覚える人もいるかもしれません。

 しかし、組織のなかで働いている以上、個人の評価はチームの成績とある程度、連動します。チームの成績が上がらなければ、当然、そこで働く個人の評価も上がらないものです。上司を立てるということは、決して「媚びる」とか「おべっかを使う」といったごますり的なスキルではなく、組織をうまく回し、チームの成果を上げるためのひとつの知恵なのです。

上司を見下す部下は
成長の限界がくる

 上司を立てられないパターンのひとつめは、いつの間にか上司を自分のライバルだと思ってしまっている場合です。

 自分が有能であることを証明したいという欲求が働くと、優秀さをいつの間にか競っていることがあります。「あの上司には負けたくない」、そうした気持ちが強くなりすぎると、WinーWinの関係が築きにくくなります。「あの上司よりもおれのほうが優秀だ」というように、WinーLoseの関係になるわけです。そうすると、上司のアドバイスを素直に受け止められなかったり、指導されたことが悔しく感じられたりすることになってしまいます。

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本間正人 [成人教育学博士]

1959年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、松下政経塾で松下幸之助の経営哲学を学ぶ。卒塾後、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士、 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局日本室長、松下政経塾研究部門責任者などを歴任し、現在、NPO法人学習学協会代表理事、帝塚山学院大学客員教授、NPOハロードリーム実行委員会理事などをつとめる。企業や地方自治体の管理職研修を担当しつつ、教育学に代わる「学習学」の構築を目指して、研究・講演活動を展開している。主なテーマは、コーチングの他、キャプテンシップ(プレーヤーとしてのリーダーシップ)、個人と組織の学習、戦略プランニング、創造力開発、学習スタイルなど多岐にわたる。NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」の講師などを歴任。コーチングやポジティブ組織開発、ほめ言葉などの著書多数。
ホームページ「らーのろじー株式会社」


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