超成長株投資で資産10倍計画!

「株価が急落した!」というネガティブな報道に惑わされるな!
投資で勝つコツは、少数派になること、皆がやらないことをコツコツやること、
悲観論は捨てること、長期で物事をデザインすること山本潤の超成長株投資の真髄 第21回

2019年5月10日公開(2022年3月29日更新)
山本 潤
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

本能を克服して理性で勝負する投資家が勝利する

山本潤のメールマガジン&オンラインサロン。10年で10倍を目指す超成長株投資の真髄

突然ですが、次の5つの設問にYes/Noで答えてください。

[1]日本の人口は減っていくと思いますか?
[2]人口が減る国の経済は衰退すると思いますか?
[3]企業の業績は経済動向で決まると思いますか?
[4]日本の財政は破綻すると思いますか?
[5]財政破綻の懸念から国債は暴落すると思いますか?

Yesが2つ以上あった人は悲観的、1つ以下なら楽観的な人です。
私はYesがゼロでした。すべてに解決する方法があるからです。

 日本は四季が美しく、人々は親切で、住みやすい。日本に来たい/働きたいという外国人はたくさんいます。日本の人口は今後20年で500万人減少するとされていますが、我々が受け入れる覚悟さえできれば、減少分を外国人で補充することは可能です。土地価格の下落も空き家問題も、これで解決します。

 「日本人」が減っても、日本に暮らす人の総人口が減らなければ、経済は衰退しません。百歩譲って国内の消費が衰えたとしても、世界に出て活躍している企業はいくらでもあります。企業の業績は経済動向では決まらないのです。ゆえに株価も暴落しません。もちろん変化についていけず撤退する企業はあるでしょうが、投資家は世界で稼げる企業の株を買えばいいだけです。

 日本の財政も大丈夫です。日本は相続税が高く、最高税率は50%近くにもなります。国民の財産は5000兆円ほどあります。このうち半分近く、少なく見積もっても2000兆円ほどがいずれ政府の懐に入るのです。これはGDPの約4倍です。これでもまだ「日本の財政は破綻する」「国債が暴落する」と騒ぎますか!?

 それでも、人々は将来に悲観的になります。悲観的なニュースは人々の耳目を集めます。「株価が急落しました」というニュースは全国ニュースを賑わせますが、「株価がじわじわ上昇しています」というニュースが、経済番組以外で報じられることはまずありません。

 なぜでしょうか? これは私の考えですが、動物は本来的に危機に対して敏感です。餓死が迫っているわけでもないのに、口にしたら死ぬかもしれないモノを、あえて食べようとする動物はいないでしょう。

 人間も動物ですから、危機を煽って「リスクを回避しよう」という意見のほうが、本能に響くのではないでしょうか? 少なくとも楽観論よりは悲観論を唱えたほうが、人々は真剣に聞いてくれます。とくに株価が下落して(2008年は株価が下落しました)、人々が痛手を負った後はその傾向が顕著です。

 しかし、実際の相場はどうでしょうか? 暴落した翌年の株価は、反発する場合がほとんどです。これまで幾度となく「為替と株は暴落、財政破綻」

 本能を克服して理性で勝負できる投資家が勝つ世界なのです。

少数派を貫けるかが投資で成功するコツ

 同じことは「群れ」にも言えます。私たちは数千年に渡って農耕を営んできました。集団の一部となることで生計を立ててきたのです。群れの中に居れば安心できるメンタルは、日本人のDNAにしっかり刻まれているはずです。

 しかし、投資は狩猟に近いものです。多数が狙う銘柄はすでに上昇していて、得られるところはわずかです。他方、不人気/傷アリ/先行き懸念の銘柄の中に、復活の兆しが見い出せる投資家は、多くを得ることができます。

 多数派に属したい本能を制し、いかに理性で少数派を貫けるでしょうか? 私が少数派でいるために貫いていることは、例えば次のようなことです。

 日経新聞、経済誌/マネー誌は読みません。会社四季報は企業の概略をざっと見る辞書代わりに使うことはありますが、読みはしません。投資家の多くが日経新聞やバロンズや会社四季報を読んでいるなら、そのニュースはすぐに市場に消化されるので、投資家の利益にはなりません。

 では何をやっているかというと、企業を訪問し、数学を学び(数学を勉強すると物理書も化学書も特許も読みやすくなります)、過去に遡って長期業績を俯瞰します。投資では「皆が知っていて自分だけが知らないこと」があっても不利になりませんが、「皆が知らないのに自分だけが知っていること」があれば格段に有利になります。

 少数派になること、皆がやらないことをコツコツやること、悲観論は捨てること、長期で物事をデザインすること――これで勝てなければ、努力・実力が足りないというだけです。

少数派/楽観派だけが果たせる役割と得られる果実

 私たち投資家は資金的に余裕がある層です。大多数が「大変だ!国家存続の危機だ!経済が崩壊する!年金が破綻する!将来が危ない!」と混乱している時に、バッファーになれる存在です。「危機が来たときにどうしようか」を考えるのでなく、「来るべき時が来たときに、どう振る舞うか」を考えてみることで、投資は上達するでしょう。

 私たちは歴史から、危機に対する処方箋を知っています。金融がどうやって経済危機を乗り越えてきたか、経営者がどうやって不況を乗り切ってきたかを見ています。希望のない時代に希望を灯し、リスクを負ってその果実を受け取れるのは、少数派/楽観派の投資家です。

 恐れずに少数派/楽観派に属しましょう、そして投資の世界で勝ち残りましょう!

(ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ投資助言者 山本潤)

山本潤のメールマガジン&オンラインサロン。10年で10倍を目指す超成長株投資の真髄

この連載は、10年で10倍を目指す個人のための資産運用メルマガ『山本潤の超成長株投資の真髄』で配信された内容の一部を抜粋・編集の上お送りしています。メルマガに登録すると、週2回のメルマガの他、無料期間終了後には会員専用ページで銘柄分析や、資産10倍を目指すポートフォリオの提案や売買アドバイス、成長株投資の分析法などもご覧いただけます。


ポール・サイ 米国株&世界の株に投資しよう!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

配当&株価が10倍株!
NISA投信グランプリ
ふるさと納税

6月号4月19日発売
定価780円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[配当&株価が10倍になる株!]
◎第1特集
配当&株価が10倍になる株!
10年持ちっぱなしで「配当が10倍」になる株や「株価10倍」になる大型優良株を発掘
・誰もが知ってる大型株・優良株で実現
・新興国に進出/AI・半導体/
高齢化・人手不足/環境・EV
・番外編:1年で株価2倍になる株


◎第2特集
ダイヤモンド・ザイ
NISA投信グランプリ2024

2回を迎える、投資信託のアワードを発表!
NISAの投信選びや保有投信のチェックに最適

・NISAで運用できる投資信託のみが対象
・個人投資家が選びやすいよう、本数は30本のみ!
・個人投資家がわかりやすい部門で表彰


◎第3特集
ふるさと納税 日本3大グルメ&生産地
返礼品60 

日本3大和牛、3大地鶏、といったブランド食品や、日本3景、3名泉のベストグルメ、大注目の魚介、フルーツの3大産地の返礼品などを紹介

◎第4特集
FXで1億円!
年億稼ぐトレーダーの「神トレ」大公開!

ドル/円が34年ぶりの安値更新など、活況の為替市場。
FX界隈では、1年で「億」を稼ぐ「年億」の個人投資家が続々誕生しています。その手法を、わかりやすくお届け


◎【別冊付録】

いつまでたっても始められない人に贈る
新NISA「超ラク」スタートBOOK
完ペキさを求めてなかなか始められないより、「ラク」に「早く」始めたほうが、結果的にオトク
なかなか始められない人向け、ぐうたら指南書


◆出遅れJリートに投資チャンス! 利回り4~5%台投資判断&オススメJリート 
◆おカネの本音:渋澤 健さん
◆10倍株を探せ! IPO株研究所
◆マンガ恋する株式相場「コンビニがGAFAの一角に!?」
◆マンガ「昭和のボロ空き家はそのまま貸せばいい!?」
◆人気毎月分配型投信100本の「分配金」速報データ!


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!



「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2023】 クレジットカードの専門家が選んだ 2023年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報