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経営請負人の時代

グローバルな労働市場では
目前の困難をチャンスに変える視点こそが武器になる
――エクスペディア ジャパン代表取締役兼
東アジア担当ゼネラルマネージャー・三島健氏【後編】

南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]
【第12回・後編】 2012年7月4日
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日本国内の労働市場では、外資系企業を転職の視野に入れることが特別なことではなくなってきている。グローバル企業が次々と進出している日本の労働市場では、働き方はどう変わり、ビジネスパーソンにはどんなスキルが求められているのだろうか。さらに、日本企業に求められていることとは何なのか。世界30ヵ国で展開する世界最大のフルサービスのオンライン旅行サイトエクスペディアの日本法人、エクスペディア ジャパンの代表取締役兼東アジア担当ゼネラルマネージャー三島健氏に語っていただいた。

企業との相性を知ることも
ひとつのスキル

みしま・けん
1972年生まれ。1998年、New South Wales大学 大学院(豪州)卒業。ソフトバンクBB、日本SafeNetなどを経て、2008年、eBayの日本法人にて再進出のきっかけとなるクロス・ボーダー事業の立ち上げに従事。事業開発並びにマーケティングを担当。2011年1月よりエクスペディア・ホールディングス株式会社代表取締役兼ゼネラルマネージャーに就任。その後、6月に東アジア地域のゼネラルマネージャーに就任し日本、韓国、台湾を統括。2012年3月よりExpedia IncとAirAsiaがオンライン・トラベル事業をアジアで展開するために設立した合弁事業会社AAE Travel Pte Ltd (AirAsiaExpedia)の日本法人AAE Japan株式会社の代表取締役兼東アジア担当ゼネラルマネージャーに就任。

 三島さんが人材を採用する際に、気をつけていることをお伺いできますか? 今、転職に意識が向いているビジネスパーソンに求められるのはどのようなことでしょうか?

三島 人材採用には2つの軸があると思います。ひとつは職能としてのスキルセット。その企業にとって求められている専門性の高いスキルを持ち合わせているかは、重要な軸ですね。

 そして、もうひとつ重要視しているのは、コーポレートカルチャーに合うかどうかです。つまり企業との相性。会社の仲間というのは、人生において最も主たる時間を互いに共有できる仲間です。きちんと自分のパーソナリティを把握して、企業との相性を見極めることができるのも、ひとつのスキル。こと、グローバルカンパニーであれば、そもそも共有している文化的背景が異なりますし、働いているスタッフも国際色豊かです。そういう中で仕事ができるかどうかは、よく見るようにしています。

 なるほど。自分に適した環境を見極め、自らその環境に飛び込むというのも、ひとつのスキルであるということですね?

三島 そうですね。従業員の退職理由に、対人関係の悪化やコーポレートカルチャーの不一致が挙げられるケースが多いのは、よく知られていることです。しかし転職するときは、給与やキャリアパスを重視するあまりコーポレートカルチャーを軽視しがちになるのかもしれません。

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南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]

1999年、米・タフツ大学数量経済学部・国際関係学部の両学部を卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社し、M&Aアドバイザリー業務に従事。その後、香港・PCCWグループの日本支社の立ち上げに参画。幼少期より興味があったスポーツビジネスに携わるべく、2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとなる。チーム運営や各事業の立ち上げサポート後、GM補佐、ファン・エンターテイメント部長などを歴任し、初年度から黒字化成功に貢献。 2007年、株式会社ビズリーチを設立し、代表取締役に就任。日本初の個人課金型・転職サイト「ビズリーチ」を運営。2010年、プレミアム・アウトレットをイメージしたECサイト「LUXA(ルクサ)」を開始。2012年、ビズリーチのアジア版「RegionUP(リージョンアップ)」をオープン、2013年2月、IT・Webエンジニアのためのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」をオープン。著書に『ともに戦える「仲間」のつくり方』『絶対ブレない「軸」のつくり方』(ともにダイヤモンド社)がある。

 


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「経営のプロ」として、社外から登用される社長や役員。彼らの経営哲学、プロフェッショナルなビジネスパーソンになるための秘訣、自身の市場価値を高めるキャリアの磨きかた、若きビジネスパーソンへのメッセージなどを語ってもらうインタビューシリーズです。聞き手は、平均年収1000万円以上レベルの人材と企業をマッチングする会員制転職サイト「ビズリーチ」代表の南壮一郎。

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