ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
学生も採用担当者も知らない!「就活人気業界・企業」の隠された法則

大企業が多い県で働けば“豊かな生活”が送れる?
定説を覆す上場企業数と県民所得の意外な相関関係

吉田克己  [5時から作家塾(R) 代表/World Business Trend Tracker 主宰]
【第12回】 2012年7月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

地元にある上場企業の数や規模は
県民所得の多寡と関係があるのか?

連載第10回の冒頭で、「筆者の好きなテレビ番組の1つに『秘密のケンミンSHOW』がある」とコメントしたが、連載第12回は、第10回と少し違った切り口で、県内に本社を置く上場企業の数や規模などと、県民所得との関係を探ってみたい。

 規模が大きい上場企業を多く抱える自治体は、地域経済が潤っている可能性が高い。そうした県に住んで働けば、他の地域で働くよりも収入が多くなり、豊かな暮らしを送れるかもしれない――。こうした「定説」はすごくわかりやすいが、実際のところ本当なのか。それを調査するのが今回の目的である。

 自治体別の豊かさを測る指標は色々あるが、今回は内閣府が発表している「県民経済計算」から導かれる都道府県別の「1人あたり県民所得」に着目する。そして、「1人あたり県民所得」が同程度の県をいくつかピックアップし、そこに本社を置く上場企業の業績を比較してみる。

 第10、11回と同様、どの自治体に本社を置く会社に就職すれば、より所得が大きくなるのか? といった直接的な話にはならないが、地方での就職を考えている向きは、就活時の参考資料の1つにしてもらえればと思う。

 都道府県別の企業規模と業績を見るための基となるデータは、これまでと同様、「ダイヤモンドD-VISIONシリーズデータベースサービス 役員・管理職情報ファイル」である。ただし、これだけでは県民所得に関するデータが得られないので、どの県を比較の対象とするかを決めるため、内閣府発表の資料を活用した。

 早速だが、1人あたりの県民所得を見てみよう。グラフ1は、2009年度の「1人あたり県民所得順位」である。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

吉田克己  [5時から作家塾(R) 代表/World Business Trend Tracker 主宰]

京都大学工学部卒。リクルートを経て2002年3月に独立。ダイヤモンド・オンラインでは、「消費インサイド」「デジライフNAVI」「就活の法則」などの企画・執筆に携わる。通信講座「『週刊ダイヤモンド』でビジネストレンドを読む」の講師を務める。編・著書に『三国志で学ぶランチェスターの法則』『シェールガス革命とは何か』『元素変換現代版<錬金術>のフロンティア』ほか。


学生も採用担当者も知らない!「就活人気業界・企業」の隠された法則

就職氷河期だからと言って、「どんな会社でも入れさえすればよい」というものではない。就活で人気の業界や企業には、気づかない魅力や知っておくとためになるトレンドが存在する。この連載では、「ダイヤモンドD-VISIONシリーズデータベースサービス 役員・管理職情報ファイル」を基に、そんな産業・企業別の「隠された法則」を、多角的に分析する。悩める学生や企業の採用担当者には、「就活」のトレンドを読み解く一助として参考にして欲しい。

「学生も採用担当者も知らない!「就活人気業界・企業」の隠された法則」

⇒バックナンバー一覧