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マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー
【第17回】 2012年7月17日
著者・コラム紹介
藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

コカ・コーラとGoogleが復刻させた
40年前からのメッセージ

デジタルテクノロジーは日本のガラパゴス化を救えるか

日本発のコンテンツが
世界に届きにくい理由

 前回に引き続き、「カンヌ国際クリエイティブ祭」(正式名称:カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル、Cannes Lions International Festival of Creativity)のお話をさせていただきます。

 カンヌでは、「情報の受け手の心に響くストーリーを描くこと」の重要性を再認識する貴重な機会を得たことを、前回お話ししました。

 今回お話ししたいのは、「作品のグローバル化」という大きな流れを改めて実感したことです。

 各部門の受賞作品の多くは、複数の国を巻き込む世界規模の同時プロモーションであったり、どこかの国で話題になったコンテンツが、ソーシャルメディアによりリアルタイムで世界中にシェアされるという仕組みを持つものでした。グローバルでのプロモーションが可能になったのは、もちろんデジタルテクノロジーにより世界のネットワーク化が進んだおかげです。

 ところが、日本はそのネットワークになかなか入って行けない現状があります。実際、よほど特別な場合を除いて、日本国内発の記事やコンテンツが海外で大きく報道されることは、そう多くありません。

 その大きな原因の一つが言語の問題です。

 日本国内でウェブ上を流通する情報の大多数は日本語のみのコンテンツです。世界人口70億人のなかで、日本語を理解できる人はごくわずかです。一般に、英語、スペイン語、中国語などメジャーな言語が公用語である国以外では、世界に向けて情報発信する際には、意図的に母国語と英語を併用します。

 日本でも、本格的な国際化に対応せざる得ない社会・経済環境の変化のなか、英語の活用について議論がなされてきました。

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藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社を経て、92年、フィンランド人の社長と二人でザイロフィン ファーイースト社(現ダニスコジャパン)を設立。素材メーカーの立場から キシリトール・ブームを仕掛け、キシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。07年、株式会社インテグレートを設立し、代表取締役CEOに就任。著書に『どう伝わったら、買いたくなるか』『99.9%成功するしかけ』 『漂流する広告・メディア』講演活動も行っている。integrateGroupウェブサイト:http://www.itgr.co.jp/

 


マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー

インターネットなど双方向メディアの普及に伴い、従来の広告メッセージが届きにくい時代になったと言われます。どんな方法なら消費者とのコミュニケーションが成立するのか。「次世代IMC」を掲げる注目のマーケティング企業CEOがその極意を伝授します。

「マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー」

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