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ダージャリスト・石黒謙吾の 「科学するダジャレ」~地アタマが良くなる知的メソッド

ダジャレの理想的リアクションへは3段階
思考回路は「発想を広げ絞り込んで加工する」

石黒謙吾 [著述家・図考師]
【第10回】 2012年7月31日
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ギャグでもないユーモアとも違う
ウィットの概念こそ必要なもの

 ドタバタしたイメージの「ギャグ」に対して、知的な雰囲気漂うのが「ウィット」。世の中の大部分で、ダジャレは「オヤジギャグ」などと呼ばれているけど、石黒流ダジャレ道の定義においては、2つはまったく別のものということは連載第1回で書いたとおり。

 そして我々ダージャリストが標榜するダジャレは、ウィットに富んだものを目指しているのです。

 ギャグでないのはもとより、ユーモアとも少し違っていて、あくまでウィット。よく、アメリカンジョークや偉人の切り返しなどでこの言葉が使われますが、僕としてはダジャレの作り方及びリアクションにこそ、この概念を持ち込んで頂きたいと思うのです。制作者、もしくは、レシーバーの知的センスが、きらっと、ほんの少しでもいいから光る。そんなダジャレとリアクションを目指していきましょう。

センス良いボールを返して会話する
意識することでウィットの力がつく

 前回書いたように、ラリーがあってこそダジャレ世界は広がります。ダジャレ単体の言いっぱなしは、無人の相手コートにサーブを打ち込むようなもの。自分で楽しむためだからこれだけでもいいんだけど、人によってはちょっとLUNASEAと感じるかもしれません。

 やはり、返すレシーバーがセンスのいいボールを返して心地よい会話を成立させたほうがより楽しいし、レシーバーも常時そう意識することでウイットの力がついてくるはずです。

 そのリターン、つまり理想的リアクションはどういう思考回路で生みだしていくか。今回はそこらあたりを掘り下げてみます。前回、実例を挙げましたが、字数的に標本数が少なかったので、さらに方向性を掴んでいただくためにもまず、さらさらとピックアップしてみます。

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石黒謙吾 [著述家・図考師]

いしぐろ・けんご/1961年金沢市生まれ。映画化もされたベストセラー『盲導犬クイールの一生』をはじめ、『2択思考』『エア新書』『分類すると地アタマが良くなる』『ダジャレ ヌーヴォー』など、硬軟取り混ぜ著書多数。チャートを用いて構造オチの笑いに落とし込む「図考師」としての著書に『図解でユカイ』が。プロデュース&編集の書籍も幅広いジャンルで200冊を手がける。野球とビールと犬と笑いを愛する。全キャン連(全国キャンディーズ連盟)代表。
■ブログ=イシブログケンゴ
著書・編書一覧


ダージャリスト・石黒謙吾の 「科学するダジャレ」~地アタマが良くなる知的メソッド

40年間の蓄積から導き出した、ダジャレの記号学的構造解析。「ラップもダジャレだ!」ダジャレ界に革命を起こした伝説の書『ダジャレ ヌーヴォー』の著者であり、ダージャリスト、ダジャリエの石黒謙吾が、クリエイティビティの高い知的な言葉遊びをアカデミックに解説。助詞・助動詞を含めてはいけない、かかりの深さ、母音列&子音列の基本活用、差し替え・加減・倒置など構造の14分類、B面という考え方、遠回りの妙、知的なラリー……。単なるお笑いネタとは一線を画す内容は、地アタマを良くし、スマートなコミュニケーション力も。バカなやつほど「さむ~い」、デキルやつは「クール!」

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