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ソフトバンク戦略転換の節目か
LTE「月額5985円」宣言

週刊ダイヤモンド編集部
2012年8月7日
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秋にかけて各社のLTEサービス競争が本格化する。設置工事も急ピッチで行われている。写真はNTTドコモのLTE工事現場
Photo by Takeshi Kojima

 「LTE スマートフォン向けパケット定額5985円」――

 ソフトバンクが今秋スタートさせる次世代高速無線通信「LTE」のサービス。7月31日の2012年度第1四半期決算で改めて強調された価格設定が業界を驚かせている。

 LTEをめぐっては、先行しているNTTドコモが月額4935円の定額プランを10月に提供すると表明している。

 にもかかわらず、後発のソフトバンクが約1000円高い「強気」の価格を打ち出したことから、業界ではその真意を測りかねている。

 ソフトバンクの孫正義社長は「LTEは(従来の)3Gより高付加価値のサービスだからだ。販売促進のため(値下げ)キャンペーンを行うことはあり得る」と話す。

 ソフトバンクといえば、通話定額のホワイトプランや実質ゼロ円端末など、これまで安さを売りに業績を伸ばしてきた。

 そうした姿勢を180度転換してきた理由を読み解く上でキーワードとなりそうなスローガンがある。

 2011年度第3四半期決算で突如、掲げた「2016年度に営業利益1兆円を目指す」というものだ。

 ソフトバンクの11年度の連結営業利益は6752億円。これを1兆円まで持っていくためには、利益の約6割を占める移動体通信事業をいかに伸ばすかにかかっている。額にして少なくとも2000億円の利益をここで積み上げなければならないのだ。

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