「管理物件の稼働率98.5%」が裏付ける信頼。地域集中戦略でオーナーに寄り添うタウングループ
新田 泉 代表

「ひとを、まちを、もっと豊かに。」をミッションに掲げ、土地活用から建築・施工、入居者仲介、建物メンテナンス、リフォーム、不動産売買までを一手に手掛けるタウングループ。「お客さまに寄り添う」ことを信条とする新田泉代表に、グループの強みと来るべき創立50周年に向けた抱負を聞いた。

 土地活用から建築・施工、入居者仲介、建物メンテナンス、リフォーム、不動産売買までを一手に担うタウングループ。その創業は1979年。不動産会社で経験を積んでいた新田泉代表が、東京・高田馬場のワンルームマンションの一室で、賃貸仲介事業を起業した。小さな会社だったが「赤字になったことは一度もなかった」。

 営業の才もあったのだろうが、何よりも新田代表の「お客さまに寄り添う」という信条と「オーナーさまの声に応える」という姿勢が、同社を総合不動産グループに成長させた。

 例えば、賃貸仲介を任せたオーナーが、その真面目さ(新田代表の表現では「不器用さ」)を評価して、リフォームも任せたいと考える。

「グループ内に請け負う会社がなく、外部に依頼していました。しかし、オーナーさまからの直営でやってもらいたいという声が増え、自ら建物管理やリフォーム事業も手掛けるようになりました。このように事業を拡大していった結果、建物の一生を通じて、オーナーさまと長いお付き合いができるようになりました」(新田代表)

 実際に創業の頃からの付き合いだというオーナーも少なくないという。

 同時に、入居者の声もしっかりと受け止めてきた。一例を挙げると、入居と必ずセットになる引っ越し。「契約と引っ越しを一度に済ませたい」という入居者の声に応え、タウン引越サービスという会社を設立した。タウングループに任せれば、一気通貫で物事が解決するのである。

 次のページでは、管理物件の稼働率98.5%という驚異的なリーシング力の源泉となる地域集中戦略について、新田代表がその狙いや優位性とは何かを語ってくれた。