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陰山 英男|和田裕美 カリスマに聞く!結果を出す仕事術・手帳術

いい仕事をするのに一番大切なのは
時間のマネジメントだ

陰山英男 [立命館大学教授]
【第1章】 2007年10月9日
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「人生はお金の使い方と時間の使い方で決まる」――これは貧窮から起業して成功した、ある若手経営者の言葉だが、「お金の使い方」は別に譲るとして、「時間の使い方」はビジネスパーソンの仕事の成否に大きな比重を占めるテーマだろう。陰山氏は、基本的な生活習慣と「読み書き計算」の徹底反復で学力を伸ばす「陰山メソッド」を提唱、このメソッドを大人のために応用した手帳をつくった。

 子どもたちを伸ばすための絶対的な条件は、「早寝早起き朝ごはん」である。山陽小野田市のプロジェクトをはじめとするここ数年の実践の中で、それは知能指数の大幅アップという形で実証された。僕が、「週刊ダイヤモンド」の連載コラムの中で、繰り返し「残業をやめて家に帰ろう」と呼びかけてきたのは、子どもの生活を朝型に変えるには、家庭が変わらなくてはならない。家庭が変わるには、企業や社会が変わらなくてはならない、と考えるからだ。

 さらに言えば、「早寝早起き朝ごはん」で元気になれるのはなにも子どもばかりではない。お父さんお母さんのパワーも確実にアップする。大人の知能指数が上がるというデータは残念ながらないが、脳に栄養が行き渡れば、頭の回転が良くなり、仕事の能率が上がることは確かだ。つまり「早寝早起き朝ごはん」は単なる教育的な配慮ではなく、人間としてのマンパワーを最大限に発揮させる方法なのだ。

 いい仕事をしたいと思ったとき、一番大切なことは何か。それは時間のマネジメントであると僕は思っている。お金は貸し借りができるし、人は代理を立てることができる、だが、時間だけはどうにも融通がきかない。だからこそ、だれにも等しく与えられた1日24時間をどう管理するかは、マネジメントの基本にもなってくるし、仕事ばかりでなく、生き方そのものであるとも言えるだろう。

 早く寝て早く起きる、だいたい決まった時間に食事をとる、集中力が高まるように仕事を組む、上手に休憩を挟む、完全に仕事を離れた余暇時間を設ける……これらを実践するためには、時間をコントロールする以外に道はない。能力を発揮できる生活スタイルを確立するためには、時間をマネジメントできなくてはならないのだ。

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陰山英男 [立命館大学教授]

1958年兵庫県生まれ。岡山大学法学部卒。兵庫県朝来町立(現朝来市立)山口小学校教師時代から、反復学習で基礎学力の向上を目指す「陰山メソッド」を確立し脚光を浴びる。2003年4月尾道市立土堂小学校 校長に全国公募により就任。百ます計算や漢字練習の反復学習を続け基礎学力の向上に取り組む一方、そろばん指導やコンピューターの活用など新旧を問わず積極的に導入する教育法によって子どもたちの学力向上を実現している。2006年4月から立命館大学 教授(立命館小学校 副校長 兼任)に就任。 現在は、立命館大学 教育開発推進機構 教授(立命館小学校 校長顧問 兼任)。過去には、文部科学省・中央教育審議会 教育課程部会委員、大阪府教育委員会委員長にも就任。主な著書に、『陰山手帳』(ダイヤモンド社)『学力は1年で伸びる!』(朝日新聞出版)、『若き教師のための授業学』(日本標準)、『本当の学力をつける本』(文春文庫)、『陰山メソッド たったこれだけプリント』(小学館)ほか多数。
著者ウェブサイト http://kageyamahideo.com/

 


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