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コンセプトのつくりかた―「つくる」を考える方法
【第4回(最終回)】 2012年8月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
玉樹真一郎 [わかる事務所 主宰]

もしジョブズ氏が生きていたら、
iPhoneは廃番になっていた!?

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コンセプトは、
自らの手で殺すものである

そもそも、私たちは何のためにコンセプトを考えていたのでしょうか?

それは「未知の良さ」を実現して、「世界を変えるため」であったはずです。

コンセプトは 、ものづくりのスタート地点だけにあるものではなく、ものづくりが終わった後も、世界を観察するための指標となるべきです。
そして生み出したコンセプトが、あなたが想定していた意図の通りに世界を良くしたことが確認できたとき、あなたの冒険の第1幕はやっと幕を閉じることになります。

そして、第1幕が閉じられた瞬間、コンセプトは死を迎えます。もっと言えば、あなたが生み出したコンセプトは、あなた自らの手によって、殺さなければいけないのです。

唐突に「殺す」なんて物 騒な言葉を使ってしまいました。

ここではアップル社のiPhoneを例にして、コンセプトを殺すということの意味を説明します。 たとえば、以下の問題を解かなければいけなくなったという状況をイメージしてみてください。

問題:iPhoneを超える携帯電話を企画しなさい。

なんて難しい問題なんだ! と思われたかもしれませんが、故・スティーブ・ジョブズ氏は常にこの問題をのど元に突きつけられていたことを考えると、実はそこまでおかしな問題設定ではありません。

この連載を読んで下さった皆さんは、「こういった問題こそ解かなければいけないのではないか?」とすら思われるでしょう。

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玉樹真一郎 [わかる事務所 主宰]

1977年生まれ。東京工業大学・北陸先端科学技術大学院大学卒。プログラマーとして任天堂に就職後、プランナーに転身。全世界で9500万台を売り上げ た「Wii」の企画担当として、最も初期のコンセプトワークから、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークサービスの企画・開発すべてに横断的に関わり 「Wiiのエバンジェリスト(伝道師)」「Wiiのプレゼンを最も数多くした男」と呼ばれる。 2010年任天堂を退社。青森県八戸市にUターンして独立・起業。「わかる事務所」を設立。コンサルティング、ホームページやアプリケーションの開発、講 演やセミナー等を行いながら、人材育成・地域活性化にも取り組んでいる。 http://wakaru-office.com/


コンセプトのつくりかた―「つくる」を考える方法

「何かいいアイデア出して! 」と言われたけれど、思い浮かばない。起業やNPOの立ち上げを考えているが、もしくはイベントや町おこしの予算はあるものの、中身は決まっていない。こんな時に最初に考えるべきことこそ、コンセプトです。世界で3億人が夢中になった任天堂Wiiの、もっとも初期のコンセプトワークから携わり、当時「Wiiのプレゼンを最も数多くした男」と呼ばれた著者による、コンセプトのつくりかたとは?

「コンセプトのつくりかた―「つくる」を考える方法」

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