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三谷流構造的やわらか発想法

ロンドンオリンピックに学ぶこと
~異質の交わりがジャンプを生む

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第41講】 2012年8月21日
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柔道が負けて、レスリングとマイナー競技が勝った

 「オリジナリティ」シリーズをちょっとお休みして、今回はロンドンオリンピックについて。

 17日間にわたったロンドンオリンピックが閉幕しました。メダルだけがその成果ではありませんが、総数38個は過去最高でした。

 そのうち金メダルは7個で、前回北京の9個、前々回アテネの16個を下回りました。もちろんJOC(日本オリンピック委員会)の楽観的皮算用(15~18個)も。

 しかしそれも、柔道を除いて比べれば、アテネ8個、北京5個、ロンドン6個、と横ばいであり、その前のアトランタ0個、シドニー1個より大きく伸ばした結果ともいえるでしょう。

 結局、金メダルを競技別に見れば、柔道が負けて(JOC予想6~7個→実際は1個)、レスリングが勝った(同4個前後→4個)のです。

 なぜ、こういう結果に終わったのでしょう?

 さらに、メダル全体でいえば(メダル的に)マイナーなスポーツが、大きく躍進しました。夏季オリンピック全26競技中13競技でメダルを獲得したのは、アテネの10を超えて最高です。

 卓球、アーチェリー、フェンシング、重量挙げ、バドミントン、ボクシング、サッカー、バレーボールといったメダル常連とはいえない競技でのメダル獲得が相次ぎました。

 なぜなのでしょう?

 「遊び」と「交わり」と「資金」がその答えのように思えます。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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