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マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー
【第20回】 2012年8月27日
著者・コラム紹介
藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

恋愛とマーケティング
リーチかエンゲージメントか

ケータイのなかった時代の「電話番号」の重い価値

今の40代のエポックは
携帯電話の登場だった

 楽天リサーチが、2012年5月にスマートフォン(以下、スマホ)を利用している全国の1200人(20~49歳の男女)を対象に行った調査によれば、この1年で女性のスマホ利用者が急増していることが明らかになりました。

 スマホを保有している男性の50%が「1年以上前」にスマホに変えた、と答えたのに対して、女性は「1年以内」という回答が65%だったそうです。

 スマホに変更した理由(複数回答)のトップ3は、「便利そうと感じたから」(54.4%)、「機能性が高いから」(36.6%)、「アプリが豊富だから」(22.9%)でした。いよいよ誰もがスマホを持つ時代が来たのです。

 従来の携帯電話よりも機能が豊富なスマホは、アプリ等をうまく使うことで、人と人とのコミュニケーションをより簡単で便利にしてくれました。

 例えば今話題のLINEのスタンプ(キャラクターなどのアイコン)なら、言葉だけだと冷たい感じになったり、うまく伝わらなかったりする微妙なニュアンスも、ユーモアを込めて上手に伝えることができたりします。

 しかし、われわれ40代にとっては、今から18年前の携帯電話の一般への普及開始こそが人生の中でも最大級に衝撃的なできごとでした。

 日本で携帯電話が本格的に普及したのは、1994年のいわゆる「自動車・携帯電話機の買取制度」(=携帯電話機の売切り制)の導入により、初期費用、回線利用に必要な料金の大幅な値下げが行われたのがきっかけでした。そしてこの94年に、私も30歳にして初めての携帯電話を手にしました。

 インターネットやデジタルデバイスの普及により、世の中のあらゆるシムテムが大きく変化しましたが、携帯電話の登場はそのなかでも、最も象徴的に人間の生活をドラスティックに変えていったと言えるでしょう。

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藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社を経て、92年、フィンランド人の社長と二人でザイロフィン ファーイースト社(現ダニスコジャパン)を設立。素材メーカーの立場から キシリトール・ブームを仕掛け、キシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。07年、株式会社インテグレートを設立し、代表取締役CEOに就任。著書に『どう伝わったら、買いたくなるか』『99.9%成功するしかけ』 『漂流する広告・メディア』講演活動も行っている。integrateGroupウェブサイト:http://www.itgr.co.jp/

 


マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー

インターネットなど双方向メディアの普及に伴い、従来の広告メッセージが届きにくい時代になったと言われます。どんな方法なら消費者とのコミュニケーションが成立するのか。「次世代IMC」を掲げる注目のマーケティング企業CEOがその極意を伝授します。

「マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー」

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