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ダージャリスト・石黒謙吾の 「科学するダジャレ」~地アタマが良くなる知的メソッド

ダジャレのセルフフォローで盛り上げるなら
守りでなく攻めの意識で面白い空気感を作る

石黒謙吾 [著述家・図考師]
【第14回】 2012年9月25日
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 「ダジャレそのものが通じてないときにさりげなくわからせるため」(1)のフォローについて第13回で書きましたが、これはいわば「守り」。対して今回は「攻め」のフォローである、「通じていてさらに会話が楽しくorスムーズに進むように」(2)を掘り下げてみます。

 最初に分類から把握して頂きたく。(1)も2種類ありましたが、(2)も同じく2通り。(a)相手orみんなが反応に困っているときに会話をつなぐため、(b)反応あったらさらにがっつりと盛り上げるため、と分けられます。(a)はリカバリー含みなので、「攻め」と言っても安全策の「送りバント」ね。

 (b)は積極的に「ヒッティング」なんですが、これはさらに2分割され、(b-1)ウケた空気をさらにアオリorかぶせて盛り上げる。(b-2)ひざかっくん的空気なら自分のアホさを増幅して和ませる。となります。

相手を困らせたらあなたの責任
ダージャリストは自分でケツを拭く

 ではまず、ダジャレが多く飛び交わない場(つまり世の中のほとんど)で、数多く起こりうるであろう、(a)のケーススタディからいきましょう。

 ダジャレを聞いたとき、意味はわかっているが、笑うほど面白く感じていない。プラス、黙って流していいようなムードでもない流れや人間関係。そんなとき、聞いた側は、ダジャレを発した本人に気を遣い、どう次の会話を展開していったらいいか迷いがち。しょっちゅう、このパターンが繰り返されている関係やコミュニティであれば、いつものパターンというのもあるでしょうが、慣れていない場合は、とまどいつつ、さぐりさぐりの対応となるはず。

 こうなってしまったらそれはもうダジャレを発したあなた自身の責任。自分でケツを拭くのがマナーです。決して「こんにゃろー、オレのダジャレを拾わないんかい!」 とか「いいからさっさと流してくれよー」などと考えないように。他責にしてはいけません。自責と捉え、心地よい会話へ導くのがダージャリストの使命です。さて、ではどうすればよいのか?

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石黒謙吾 [著述家・図考師]

いしぐろ・けんご/1961年金沢市生まれ。映画化もされたベストセラー『盲導犬クイールの一生』をはじめ、『2択思考』『エア新書』『分類すると地アタマが良くなる』『ダジャレ ヌーヴォー』など、硬軟取り混ぜ著書多数。チャートを用いて構造オチの笑いに落とし込む「図考師」としての著書に『図解でユカイ』が。プロデュース&編集の書籍も幅広いジャンルで200冊を手がける。野球とビールと犬と笑いを愛する。全キャン連(全国キャンディーズ連盟)代表。
■ブログ=イシブログケンゴ
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ダージャリスト・石黒謙吾の 「科学するダジャレ」~地アタマが良くなる知的メソッド

40年間の蓄積から導き出した、ダジャレの記号学的構造解析。「ラップもダジャレだ!」ダジャレ界に革命を起こした伝説の書『ダジャレ ヌーヴォー』の著者であり、ダージャリスト、ダジャリエの石黒謙吾が、クリエイティビティの高い知的な言葉遊びをアカデミックに解説。助詞・助動詞を含めてはいけない、かかりの深さ、母音列&子音列の基本活用、差し替え・加減・倒置など構造の14分類、B面という考え方、遠回りの妙、知的なラリー……。単なるお笑いネタとは一線を画す内容は、地アタマを良くし、スマートなコミュニケーション力も。バカなやつほど「さむ~い」、デキルやつは「クール!」

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