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「引きこもり」するオトナたち

親なら当然の心配が、かえってプレッシャーにも
引きこもり当事者と親たちが模索する適度な距離感

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第124回】

当事者でなくとも難しい
親子の関係の距離感

 親の気持ちは痛いほどわかっているけど、親の価値観を押しつけられると、子は生きづらさを感じてしまう。

 親子の関係は、どのように距離感をとればいいのだろうか。筆者には、2010年と今年、相次いで両親が亡くなったいまも、その答えがわからない。

 親と子の意識のずれは、本人が引きこもっているかどうかにかかわらず、根深いものがある。しかし、それぞれが「自分ごと」として振り返ることのできる、そんな気づきを得られる機会があれば、有意義だと思うし、とても貴重だ。

 「自立≠孤立 当事者がしてほしいと思う支援とは?」――そんなテーマのもと、10月14日、東京都中央区の「協働ステーション中央」(十思スクエア2F)で開かれた、引きこもり家族会である「KHJ西東京萌の会」月例会の2回目のフューチャーセッションに、筆者は途中の第2部から参加させていただいた。

 この日の会には、会社員の男女3人がファシリテーターを務め、二十数人の親子が参加。広々とした雰囲気のある、かつての小学校の教室で、参加者が1つの大きな輪になった。

 また、話が苦手な人たちのために、〇×のプラカードと質問箱が用意されていたが、当事者のアイデアにより、当日、100円ショップで買ってきてくれたものだという。

 第2部では、主に女性ファシリテーターのちはりぃさん(通称名)が会を進行。第1部で親と子が別の教室に別れて、3人のファシリテーターのプライベートな話も交えながら雑談した中から、心に止まったというフレーズを次のようにホワイトボードに記して、紹介していった。

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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