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35歳からの「転職のススメ」

なぜ“空白期間”のある人は落とされやすいか
転職先が決まる前に辞めるとこんな弊害があった!

高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]
【第14回】 2012年11月19日
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 よく転職希望の方からされる質問に、「転職先が決まる前に離職すると不利ですか?」というものがあります。ある・なしでいえば、「不利になることはあります」というのが私の意見です。

 離職している“空白期間”が1ヵ月くらいであれば、企業もあまり気にしないでしょう。しかし、3ヵ月を超えると、何らかの事情や理由があるのではないか?と考えて、人事担当者から「なぜ離職期間が長いのか」と質問をよく受けるようになります。会社によっては、そうした方を書類選考で落としてしまうところもあります。

採用担当者は離職期間が長い人をどう見ている?
“空白期間”が否定的にとられる理由とは

 もちろん経営者や人事によりますが、離職期間が長い候補の方に対して、このようなネガティブな反応があります。

 ①「次の会社も決まらずに辞めるなんてリスクヘッジができていないな」、②「他の会社が採用しなかった、どこにも受からなかった候補の方なのではないか」ということです。必ずしも全員がそういうわけではないでしょうが、そのような偏見を持つ方も多くいます。

 実際に私が知っている限りでは、毎日終電まで仕事を強いられ、1日中完全に行動を管理されている会社で働いているため、事実上、在職中は転職活動ができない方もいます。そのような会社があることは、人材エージェントであればわかりますが、経営者や人事はわからないことも少なくありません。人材エージェントとして、「なぜその方が会社を辞めたのか?」という本音をヒアリングしておくことも大事な役割の1つなのです。

 以上のことからも、空白期間は前提として作らないことが大切です。もし何らかの事情で空白期間が3ヵ月以上続いてしまっている場合は、正直にその理由を書いていただきたいと思います。

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高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]

宮城県生まれ。東北大学経済学部卒業後、人材総合サービス・株式会社インテリジェンスに入社。同社にて人材紹介事業の立ち上げに参画し、営業、企画、カウンセリングを行う。その後、キャリアコンサルタントチームの運営と教育を任され、人事部採用担当として、数百人の学生、社会人と面談。キャリアカウンセリングによって適職へと導いた人材は3500名超、キャリア講演回数は100回以上に達する。インテリジェンス退社後、2005年1月、個人と企業をマッチングする人材サービス・株式会社キープレイヤーズを設立。著書に『絶対に後悔しない転職先の選び方』などがある。


35歳からの「転職のススメ」

現在、2人に1人が転職する「大転職時代」が到来しているにも関わらず、30代後半以上のビジネスパーソンの多くは「自分は転職なんて無理」と思っていないだろうか。しかし、実際は35歳以上でも十分転職できるとしたら…?本連載では、35歳以上のビジネスパーソンに対して、35歳からの転職の現状と、転職によって自分のキャリアや能力を見つめ直す重要性を説いていく。

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