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社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭

世界を変えるビッグ・アイデアを生み出せるか?
グローバル人材に不可欠な「コンセプト」という武器

竹井善昭 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表]
【第78回】 2012年11月20日
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『ジャパニーズ・スピリッツの開国力 ~だから、僕らはグローバル人材をめざす』(ダイヤモンド社刊)

 僕の2冊目の著書『ジャパニーズ・スピリッツの開国力~だから、僕らはグローバル人材をめざす』が11月15日に発売された。サブタイトルにあるように、今回のテーマは、いま話題のキーワード「グローバル人材」である。

 社会貢献をテーマに活動している人間が「なぜにグローバル人材?」と質問されることも多い。昨今は、文科省も予算をつけてグローバル人材の育成に取り組むなど、官民挙げてのグローバル人材ブームともいえるので、ブームに乗っかっての出版かというと、まあ、そうとも言えるが、もちろんそれだけが理由ではない。書きたいこと、伝えたいことがあるから書いた。あたりまえだが、それが最大の理由だ。

 この本はグローバル人材についての本なので、社会貢献についてはほとんど触れていない。しかし、根底にあるのはやはり社会貢献なのである。つまり、「世界を変えるグローバル人材とは何か?」というのが裏テーマなのである。当連載の読者は社会貢献に関心のある人たちなので、今回は社会貢献とグローバル人材の関係についてお伝えしたいと思う。

「大きく考える」ことの大切さ

 社会貢献とは何か? 僕にとってはそれは「世界を変える」ことと同義である。常々「社会貢献は革命思想である」と語っているが、これも社会貢献は世界を変えることであるという意味に他ならない。社会貢献は単なる慈善ではないということも、その意味である。

 では、世界を変えるために必要なことは何か? それは「Think Big」=「大きく考えろ」ということである。世界を変えるためには、そのビジョンも大きくなければならない。大きなビジョンを生み出すためには「Think Big」が必要なのである。ソーシャル・ビジネスにしろCSRにしろ、さまざまな社会貢献活動は、社会に対して大きなインパクトを与える必要がある。そのためにも「Think Big」である。

 しかし、さまざまなソーシャル系ビジネスプラン・コンテストや助成金の審査員をやっていて危惧するのは、小さなアイデアや活動があまりにも多すぎるということである。昨今では世界の社会起業家に触発されてソーシャル・ビジネスを志向する若者も多いが、残念ながら大きなアイデアに出会えることは少ない。社会貢献においては、視線が低いことは重要だが、視点は高く持つべきだ。そうでなければ、大きなアイデアは生まれないし、大きなアイデアでなければ世界は変わらない。そのためにも、大きく考えることが重要だ。

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竹井善昭 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表]

マーケティング・コンサルタントとしてクルマ、家電、パソコン、飲料、食品などあらゆる業種のトップ企業にて商品開発、業態開発を行なう。近年は領域を社会貢献に特化し、CSRコンサルタント、社会貢献ビジネスの開発プランナーとして活動。多くの企業にてCSR戦略、NGOのコミュニケーション戦略の構築を行なう。「日本を社会貢献でメシが食える社会にする」ことがミッションに、全国各地で講演活動を行なう。ソーシャル系ビジネスコンテストや各種財団の助成金などの審査員多数。また、「日本の女子力が世界を変える」をテーマに、世界の女性、少女をエンパワーメントするための団体「ガール・パワー(一般社団法人日本女子力推進事業団)」を、夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏、日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカ氏らと共に設立。著書に『社会貢献でメシを食う。』『ジャパニーズスピリッツの開国力』(いずれもダイヤモンド社)がある。

株式会社ソーシャルプランニング
☆竹井氏ブログ 社会貢献でメシを食う〝REAL(リアル)〟
☆Twitterアカウント:takeiyoshiaki


社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭

CSRやコーズマーケティングをはじめ、「社会貢献」というテーマがポピュラーとなったいま、「社会貢献のセカンドウェーブ」が来ている。新たなサービスやプロジェクトのみならず、新たな主役たちも登場し始めた。当連載では話題の事例を取り上げながら、社会貢献的視点で世の中のトレンドを紹介していく。
*当連載は、人気連載『社会貢献を買う人たち』のリニューアル版として、2014年1月より連載名を変更しました。

「社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭」

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