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マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー
【第28回】 2012年12月17日
著者・コラム紹介
藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

進むクリスマスのデジタル化!?
リアルとヴァーチャルの融合が生み出す
新マーケットへの期待

20億円ともいわれる「O2O」市場を制する方程式は?

クリスマスプレゼントは
ECの時代に突入!

 今年も残すところ1ヵ月を切りました。来週はいよいよクリスマスです。みなさんはどのように過ごされる予定ですか?

 不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を運営するネクストが、今年11月22日~26日に実施したアンケート調査「2012年 クリスマスの過ごし方ランキング」では、「クリスマスは誰と過ごすか」という質問に対して、71%が家族と一緒にクリスマスを過ごす予定と答えています。

 また、「クリスマスをどう過ごすか」については、60%弱の人が「自宅や友人宅でホーム-パーティーを予定」としています。

 さらに、予算に関しては74%(1~3位の合計)の人が1万円未満と考えていることがわかりました。

 バブル時代、高級ホテルのスイートルームを貸し切った豪華なパーティーが至る所で開催され、一流レストランが予約で一杯だった頃とは対象的に、今のクリスマスは家族や友人たちとささやかに家で過ごすのが一般的になったようです。

 2011年の東日本大震災以降は、家族の絆を重視する人が増えていることと、折からの不況のあおりで節約志向が顕著になったことが、こうした傾向を後押ししているようです。

 われわれマーケッターにとって、クリスマスはプレゼントの購入をはじめとする消費が活発になるタイミングだけに、毎年の傾向が非常に気になるところですが、今年の特徴を一言で言い表すならば、それは「EC(電子商取引)の伸長」ということになるでしょう。

 外食に代わってホームパーティーが増えている時流のなか、ネット経由のデリバリーや食材の注文が増えていくことが予測されます。

 経済産業省が今年8月に発表した「平成23年度我が国情報経済社会における基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、日本のBtoCのEC市場規模は、前年比8.6%増となり、ほとんどの業種で前年に比べ市場規模が拡大しているようです。

 特に、クリスマスプレゼントの定番「衣類・アクセサリー小売」、パーティー食材等が含まれる「食料品小売」といったカテゴリが、対前年比で20%以上伸びています。

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藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社を経て、92年、フィンランド人の社長と二人でザイロフィン ファーイースト社(現ダニスコジャパン)を設立。素材メーカーの立場から キシリトール・ブームを仕掛け、キシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。07年、株式会社インテグレートを設立し、代表取締役CEOに就任。著書に『どう伝わったら、買いたくなるか』『99.9%成功するしかけ』 『漂流する広告・メディア』講演活動も行っている。integrateGroupウェブサイト:http://www.itgr.co.jp/

 


マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー

インターネットなど双方向メディアの普及に伴い、従来の広告メッセージが届きにくい時代になったと言われます。どんな方法なら消費者とのコミュニケーションが成立するのか。「次世代IMC」を掲げる注目のマーケティング企業CEOがその極意を伝授します。

「マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー」

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