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プレイステーションを買うと
猪木のビンタがついてくる!
前代未聞のプロモーションはありがたさ満点…

石島照代 [ジャーナリスト]
【第16回】 2012年12月30日
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 商品を買ってもらうために、売り手は様々な努力を行う。商品自体の魅力アップ、商品の値下げや景品などはその努力の一部と言えるだろう。

 たとえば、夜のスーパーに売っている値下げされたお総菜、清涼飲料水などのペットボトルについたコレクターズアイテムとしてのマスコットなどは、消費者の購買意欲をアップさせることが予想される。

 だが、これが「ビンタ」だったらどうだろう? 「この商品を買うと、ビンタがついてきます!」と言われて積極的にその商品を買いたくなることなど、ありえるのだろうか。しかし、その「ありえない」を実現できる男が、たったひとりだけいた。その名も「アントニオ猪木」。

 もうすぐお正月ですし、猪木氏による5人の勇者とドランクドラゴンの鈴木拓さんへのビンタラッシュを見て、今年の厄落としをしましょう。すっきりとした気持ちで新年を迎えられること請け合いです!

(*おことわり…この原稿にはアントニオ猪木氏にビンタをされる刺激的な写真が含まれています)

誰が「猪木のビンタもついてるパック」を買うのか?

 この前代未聞のプロモーションを行ったのは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)。「プレイステーション3 スターターパック」、「PS Vita スターターパック」のいずれかを買うと、抽選で5人の人にアントニオ猪木氏のビンタが進呈されるという。その名も「猪木のビンタもついてるパック」。

これからビンタされる人たちと、猪木氏

 進呈って書けば聞こえはいいけど、つまりビンタされるだけ。そんなの誰が買うんだろう…

 興味津々でSCEプロモーション部へ電話。「そんなの誰が買うかって? まあ、一言で言えば、『迷わず来いよ、来れば分かるさ』ってカンジですよ。明日(本当は12月13日)、東京・新宿のビックロでイベントをやるんですけど、ご自分の目で確かめてみたらどうですか」というのは、担当の白シゲル(仮称)。

 まあ、確かにおっしゃるとおりではある。一次情報はきちんと自分で確認しないといけません。そう思いつつ、翌日いそいそと東京・新宿のビックロへ。

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石島照代 [ジャーナリスト]

1972年生まれ。早稲田大学教育学部教育心理学専修を経て、東京大学大学院教育学研究科修士課程在籍中。1999年からゲーム業界ウォッチャーとしての活動を始める。著書に『ゲーム業界の歩き方』(ダイヤモンド社刊)。「コンテンツの配信元もユーザーも、社会的にサステナブルである方法」を検討するために、ゲーム業界サイドだけでなく、ユーザー育成に関わる、教育と社会的養護(児童福祉)の視点からの取材も行う。Photo by 岡村夏林

 


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