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オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

出世する人、できない人のランチ

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第17回】 2013年1月21日
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 「今日のランチどこいくー?」と、嬉々として会話を繰り広げ、新しいお店の開拓にも余念がない女性陣。一方、「今日も○○でいいっすかね」「タバコ吸えるところでいいですよね」という男性陣。ランチ事情は会社周辺の環境によっても変わってくると思うが、できるだけ安く、近く、短い時間で食べることができて、まずくはないところ…というのがビジネスマンに選ばれやすいお店かもしれない。

 今回、“出世する人、できない人のランチ”というテーマをいただいた。「そんな、ランチくらいで変わらないですよ」と言いたいところだが、出世している方々の食事記録を拝見すると、そこには、共通して言えることがある。しかも、それは、意志さえ持てば誰にでも実践できることでもある。どうか、「お偉いさんは時間とお金に自由がきくからできるんだよ」と思わずに読み進めてもらえるとうれしい。

「ランチは適当に」は
給水所で水をとらないようなもの

 テレビでマラソン中継を見ていて、給水所で選手がうまく水をとれなかった際に、「あー」と、残念そうな、くやしそうな、なんとも表現しがたい声を解説者が発するのを聞いたことがないだろうか。それは、きちんと水分補給できなかったことがもたらすデメリットを思ってのことだろう。ビジネスマンのクライアントが、ランチに食事らしい食事をとれていないとき…栄養士もまた、言葉にならない声を出してしまうときがある。

 まだ社会人として発展途上にある、入社4年目の男性のある1週間の食事記録を例にあげてみよう。

月曜「ラーメン」
火曜「おにぎり3個」
水曜「カロリーメイト」
木曜「魚肉ソーセージ」
金曜「栗入り最中」

 ……見事なまでに短文で終わる食事記録。そして、週の後半になる程に、段々、時間に追われて食事らしさを失っていくのが伝わってくる。少なくとも、この食事記録を見て、ランチに重きをおいている、という印象は受けないだろう。さらに、これがランチの充実度の問題だけで終わればいいのだが、栄養不足により疲れやイライラを感じやすく、簡単な食事で時間を稼いだつもりが、結局は午後の仕事効率を下げることになる。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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