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人口減少 ニッポンの未来

「ひとり親と子」世帯は20年で2倍に
老親同居シングルを襲う「2015年問題」の正体

西川敦子 [フリーライター]
【第9回】 2013年2月8日
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日本の人口は今、何人くらいか、君は知っているかな。2010年の国勢調査を見てみるとだいたい1億2806万人。でも、この人口はこれからどんどん減ってしまうんだって。

国立社会保障・人口問題研究所では、将来の人口について3つの見方で予測を立てている。このうち、「中位推計」――出生や死亡の見込みが中程度と仮定した場合の予測――を見てみると、2030年には1億1522万人、さらに2060年には8674万人となっている。これは、第二次世界大戦直後の人口とほぼ同じ規模だ。

どんどん人口が減り、縮んでいく日本の社会。いったい私たちの行く手には何が待ち受けているんだろう?

――この連載では、高齢になった未来の私たちのため、そしてこれからの時代を担うことになる子どもたちのために、日本の将来をいろいろな角度から考察していきます。子どものいる読者の方もそうでない方も、ぜひ一緒に考えてみてください。

2035年には倍増する!
「75歳以上のひとり親と子」世帯

 「高齢のひとり親と中高年の息子、娘」。2035年、日本の一般家庭像は大きく様変わりしているかもしれない。

 国立社会保障・人口問題研究所の調べによれば、2010~35年、世帯主が75歳以上の世帯で、最も増加率が高いのは「ひとり親と子」世帯。131万世帯と、およそ2倍になる見込みだよ。「単独世帯」の増加スピードを抜く、かなりの勢いだ。

 かたや、1985年頃まで40%以上を占めていた「夫婦と子世帯」はじりじり減り続け、2035年には、なんと4世帯に1世帯以下となる。

 結婚せず、親と暮らす大人たちは、なぜ増えるんだろうか?

 30代、40代で、結婚せずに実家暮らしを続けている人は、今やちっともめずらしくない時代だ。

 「パラサイト・シングル」という言葉が一躍、流行語となったのは1997年頃のこと。学校を卒業した後も親と同居し、ゆとりのある生活を楽しむ未婚者を指したものだよ。名付け親は中央大学教授 山田昌弘さん。

 たしかに2000年に行われた、野村総合研究所「生活者1万人アンケート調査」を見ると、親と暮らすシングルは、「名の通ったブランドやメーカーの商品であればそのぶん多少値段が高くてもよい」(19%)「流行にはこだわるほうである」(約18%)などが目立って高い。独立して暮らすシングル(それぞれ10%、約11%)のほぼ倍だ。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


人口減少 ニッポンの未来

現在、約1億2800万人と言われる日本の人口。しかし、国立社会保障・人口問題研究所では、人口が2030年には1億1522万人、さらに2060年には8674万人になるとの予測が立てられている。どんどん人口が減り、縮んでいく日本の社会。いったい私たちの行く手には何が待ち受けているのか?この連載では、これからの時代を担う今の子どもたちに読み聞かせる形式を取りながら、日本の未来をいろんな角度から覗いていく。

「人口減少 ニッポンの未来」

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