いいスコアを出すためには、朝の練習が必要なのは言うまでもありません。そこで今回は、スタート前の“本番につながる”練習法を紹介しましょう。

 皆さんは普段の練習とスタート前の練習を区別していますか? 普段の練習はレベルアップを図るためのものですから、技術的な部分に比重を置いて構いません。しかし、スタート前の練習はその目的が異なります。当日の調子をつかみ、本番に結び付く練習をしないといけないのです。

 アマチュアゴルファーの大半はスタート前でも「本番に向けて」ではなく、「練習」のための練習をしています。だから、練習をするほど不安になってしまうのです。また、ミスに対して手先で応急処置を施すため、本番になると大ケガをしてしまうわけです。

 まず準備運動をしたら、いちばん短いクラブか得意なクラブでフルスウィングをして体を起こしましょう。ここでは当たり(結果)は関係ありません。体を大きく動かすことがポイントなのです。そこからはショット練習です。「今日の体の切れはどうなのか」「球筋はどんな感じなのか」「飛距離はいつもと同じなのか」「どういったミスが出るのか」。それらの点をチェックして、“今日の自分”を知ることがとても大切なのです。

ドライバーショットはボールの曲がり具合をチェック
ドライバーショットはボールの曲がり具合をチェック。球筋を無理に修正しようとしてはいけない。