![自律神経の名医が10年実践する、「3行日記」の驚きの効果](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/9/f/650/img_9f8f116d4fadce4ce56360c464bda917221749.jpg)
自律神経を整えるために、専門医である著者が推奨するのは「3行日記」を毎日書くことだ。「おてんとうさまに恥じない生き方」を身につければ、やがてハッピーな人生が手に入る。そのために、「あの夢を実現させる」「この目標を守る」と、1文字ずつ手書きにすることから始めてみよう。本稿は、小林弘幸『心と体が乱れたときは「おてんとうさま」を仰ぎなさい:人生が大きく変わる自律神経のルール』(草思社)の一部を抜粋・編集したものです。
日々の自律神経を整える
「おてんとうさま3行日記」
私は常々、日々自律神経を整える習慣として「日記をつけること」をおすすめしています。
日記をつけるという行為は、言わば「その日の心の片づけ」です。散らかっている部屋を片づけると気持ちがすっきりするのと同じように、日記を書いて心を片づけると、今日という日の自分の行動にすっきり片をつけることができる。また、それによって明日という日を迎える準備をしっかり整えることができるのです。日々自律神経コンディションを整えていく方法として、私はこれほど効率的で有効な手段は他にないと考えています。
通常、日記というと、分厚い日記帳にたくさんの文字を書き連ねていくスタイルを思い浮かべる人が多いと思いますが、私が推奨する日記は、長々と文章を綴る必要はありません。1日に書くのは、たったの3行。しかも、書くべきテーマが3つ決まっていて、そのテーマを1行ずつ書いて計3行にしていけばOKというスタイルを取っています。
この「3行日記」を、私はかれこれ10年以上、ずっと書籍や雑誌などで紹介し続けてきました。ただ、今回、「おてんとうさま」をテーマとした本書を出させていただくにあたり、“さらにバージョンアップした3行日記”を提案したいと思います。名づけて「おてんとうさま3行日記」。すなわち、私たちが日々心身を整えていくために、おてんとうさまの力を最大限に活用できるように改良を加えた新しいバージョンです。
「おてんとうさま3行日記」をつける手順は以下の通りです。
(1)今日一番「おてんとうさまに恥ずかしい」と思った行動を書く
(2)今日一番「おてんとうさまに胸を張れる」と思った行動を書く
(3)明日の目標を書く
1文字ずつ手書きで
3行日記のセオリー
(1)の内容は「今日一番失敗したこと」でもいいし、(2)の内容は「今日一番うれしかったこと」や「今日一番ワクワクしたこと」でも構いません。
とにかく、最初に“これはちょっとおてんとうさまに顔向けできないなあ”という後悔や失敗を書き、次に“この点はおてんとうさまに胸を張って報告できるな”ということを書く。その日、陰徳や善行を積んで「よい行い」をしたことも、胸を張って報告するほうに書き記すといいでしょう。
そして、(1)のマイナス点を反省したり、(2)のプラス点を自己評価したりしつつ、最後に(3)の「明日の目標」を書くのです。