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なぜあの会社はNo.1なのか?
【第1回】 2013年2月14日
著者・コラム紹介バックナンバー
坂上仁志 [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

不動産・住宅情報サイト『HOME'S』に
430万件の物件掲載を可能にした価格戦略が、
経営の大きな舵取りだった。
株式会社ネクスト 代表取締役 井上高志氏インタビュー

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この不況下でも好業績を出している企業の特徴はNo.1であること。では、No.1の企業は、どうしてNo.1になれたのか?どうNo.1であり続けているのか?「ニッチトップ=小さくてもNo.1」の会社の事例をご紹介する新連載。トップバッターは、「不動産業界の仕組みを変えたい」という信念のもと、1997年に設立された株式会社ネクスト。主要サービスの『HOME'S』は掲載物件数No.1の不動産・住宅情報サイト。井上高志社長にNo.1の秘訣を聞いた。

【会社概要】
株式会社ネクスト
◎この会社のここがNo.1!:運営する不動産情報サイト「HOME'S」は掲載物件数No.1
◎事業内容:不動産情報サービス等
◎業績等:売上高103億円、経常利益10億円、経常利益率9.5%、自己資本比率83.8%、従業員541名
◎本社:東京都港区港南二丁目3番13号 品川フロントビル
◎ホームページ http://www.next-group.jp/

国内最大級の不動産・住宅情報サイトを運営

――坂上:
 株式会社ネクストの全体の事業の中身、そして、なぜNo.1なのかを教えて頂きたいと思います。

井上社長:
 まず事業内容ですが、国内最大級の不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を運営しております。直接の顧客は大小さまざまな不動産会社5000~6000社、主力は賃貸と中古物件売買を仲介する流通業界で、加盟店が約1万店舗あります。

 そこから登録頂いた物件情報を住まいを探すユーザーに提供する形で、登録物件数は約430万件。この物件数が同業他社と比較して、No.1になります。

――坂上:
 過去3期の売上を見ますと、第15期の平成22年3月期が107億円。翌年が107億円、その翌年が103億円。
 経常利益は、順に19億円、17億円、9億8千万円。売上が約100億円、そして経常利益としても、約10~20%前後の数字を出しておられます。顧客1店舗あたりの売上は、どのくらいになりますか?

井上:
 先ほど申し上げた賃貸と売買の加盟店およそ1万店舗で、月額の単価が5万2000円程度です。

――坂上:
 ということは、5万2000円×12ヵ月×1万店舗で、主力だけで年間60億円くらいの売上があると。

井上:
 そこに価格体系は異なりますが、デベロッパーですとか、ハウスメーカー、リフォームの工務店からの売上が加わる形です。

――坂上:
 社員数や部門など、運営体制は?

井上:
 現在、社員は全体で約500名いまして、営業部門が180名、サイトの構築や運用が180名、その他ミドルスタッフ、バックオフィス系、管理部門などで140名ほどです。

 管理部門には経営戦略部門や、新規事業の立ち上げをやっている部隊ですとか、海外展開しているところの国際事業部も入っています。

 

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坂上仁志(さかうえ・ひとし) [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

一橋大学卒、新日鉄、リクルートなどNo.1企業に勤務後、ゼロから人材企業を立ち上げ小規模ながら売上・利益・利益率で日本一の実績をつくる。3年で日本一の会社を立ち上げた「実績」を持つ日本で唯一人のランチェスター協会正式【認定】インストラクター。ランチェスターNo.1戦略の第一人者として、日本人として初めてランチェスター戦略の海外講演をロンドンで行う。2011年度には早稲田大学講師を務める。
主な著書に、『ランチェスター経営戦略』『ランチェスター営業戦略』(いずれも明日香出版)、『日本一わかりやすい経営理念のつくりかた』『日本一わかりやすい会社のつくり方』(中経出版)等がある。


なぜあの会社はNo.1なのか?

経営とは「際立つ」ことです。つまり、差別化されること。そして、No.1になることが重要。
この不況下でも好業績を出している企業の特徴はNo.1であること。
では、No.1になった企業とはいったい何をしてNO1になれたのか?
どんな工夫をしてNO1になれたのか?
そして、どうNo.1であり続けているのか? 
実際にNo.1の会社の事例をご紹介する。一般にマスコミで報道されている会社は、決して本当にいい会社なわけではない。
「ニッチトップ=小さくてもNo.1」を提唱するランチェスターNo.1理論の著者、坂上仁志がランチェスターの視点から、ホンモノのNo.1になる秘訣を解説する。

「なぜあの会社はNo.1なのか?」

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