「鉄緑会に中学生から通うと…」東大受験塾の驚異の学習スピードに「中学生がやる量じゃない」教育系YouTuberの小林尚さん(左) と鉄緑会OBで慶應大学医学部生の平山さん YouTubeチャンネル「CASTDICE TV」より

今年、東京大学に520人もの合格者を輩出した、東大受験指導の専門塾「鉄緑会」(東京・代々木)。開成や筑波大学附属駒場、桜蔭などトップクラスの中高一貫校の生徒が在籍し、圧倒的な進学実績をたたき出している。

開成・東大出身の教育系YouTuberで個別指導塾「CASTDICE」の塾長でもある小林尚さんが、登録者14万人を超えるYouTubeチャンネル「CASTDICE TV」で、ベールに包まれた鉄緑会の実態に迫った。

合格の喜びに浸る間もなく…

 中学受験の猛勉強を経て、晴れて「御三家」と呼ばれるようなトップ中高一貫校に合格した受験生たちは、喜びにひたる間もなく次なる目標に向けて駆り立てられる。

 合格発表や入学ガイダンスを終えて校門の外に出るやいなや、「合格おめでとう 次は東大!!」と書かれた鉄緑会のチラシを手渡されるのだ。

 鉄緑会には6000人以上が在籍している。開成や桜蔭など「指定校」と呼ばれる15校の生徒たちは、中学1年の4月期に限り、選抜試験なしに入塾することができる。