(3)食事時間を楽しむ~早食い、ながら食べをやめる

 最近は、スマートフォンを見ながら食事をしている「ながら食べ」の方が増えてきました。また、昔からの習慣で、あまり噛まずに食べる早食いや、朝食を食べずに昼食をガッツリ食べたり、夕食の時間が遅くなったりと空腹がMAXの状態で食べることにより、ドカ食いの習慣が付いてしまっている方もいます。これらの食べ方は、食事に集中していなかったり、楽しんで食べていなかったりするために起こる食行動です。

 食材の味を楽しんだり、目で感じたり、よく噛んで時間をかけて食べることが満腹感にもつながります。1日のうちの1回でも良いので、食事を楽しむ時間を取ってみましょう。

(4)水を飲む習慣をつける

 私たちの身体の約60%は水分から成り立っています。水分を水以外の清涼飲料水やジュースやコーヒーで取っている方は、水を飲む習慣を付けるだけでも、摂取する糖質を減らすことができ、水分代謝が良くなりやせやすくなります。

 また、お酒を毎日飲む方は、最低でもお酒と同量の水分補給が必要です。お酒(アルコール)を肝臓で分解する際に水分が大量に必要になるため、お酒を飲んだら水を取るように意識しましょう。

(5)3日単位で調整する

 外食や飲み会の機会や、食事を選ぶことができない状況が多い方にとっては、毎回、食事をコントロールするのは現実的に難しいかと思います。そういう時は、3日単位で食事を調整すれば問題ありません。食べる時は食べて、調整できるときは、(1)(2)を意識してみる。無理なく続けられる方法こそがメタボ脱却への近道です。

 メタボ気味の方や太りやすい方には、食べ方に特徴があります。ここで挙げた5つのダイエットの方法を、まずは1週間意識してみると、何かしらの変化を感じられるはずです。無理なダイエット方法ではなく、少しの意識で体は変わっていきます。