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健康診断や人間ドックで「メタボ」と診断され、ダイエットをするようにと指導を受ける人も多いのでは。ダイエットというと、まず頭に浮かぶのは、カロリー制限や食事制限ではないでしょうか。しかし、ただカロリーや食事を抑えるだけだと、一時的に体重が減ったとしても、その後リバウンドしてしまったり、体調を崩してしまったりと結果的にダイエットに失敗するケースが多いのも事実です。今回のテーマは「メタボ脱却ダイエット術」。メタボになりやすい10の食習慣と、脱メタボのためのダイエット術のポイントを5つ、お伝えしていきます。(管理栄養士 岡田明子)

食事制限やカロリー計算はもう古い?
メタボな人にありがち、食習慣の特徴10

 単純にカロリー制限や食事制限をすると、脂肪を分解して燃焼させるための栄養までも不足してしまうため、結果的にダイエット失敗に陥りがちです。「若い頃は体重が増えても、食事を制限して運動をすればやせられたのに、歳を取ってやせにくくなった」と感じている方も多いのでは。年齢とともに基礎代謝が低下するため、食事制限や運動を頑張ってもなかなかやせられないというのは、年齢も関係しているのです。

 歳を取ると太りやすくなり、やせにくくなる。しかしこれを放っておけば、メタボ(メタボリックシンドローム)という生活習慣病の前段階の状態になり、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病にもなりかねません。

【メタボな人にありがち、食習慣の特徴10】
(1)ごはん、麺類などの炭水化物が好き
(2)野菜をあまり食べない
(3)インスタント食品や加工食品をよく食べる
(4)早食いやドカ食いをしがち
(5)水分を水やお茶以外で取ることが多い
(6)水をあまり飲まない
(7)お酒をほぼ毎日飲む
(8)甘いお菓子やアイスクリームが好き
(9)夕食が20時以降になる
(10)食事の時間が不規則

 上記の特徴が1つでも当てはまる方は、今の食習慣を見直す必要があります。とはいえ、今までの食習慣を一気に変えるのは難しいでしょう。しかし、ポイントを抑えて実践していけば、太らない食習慣にシフトしていくことができます。