これらの場合、まず左側の数字をA、右側の数字をBと設定する。そうして、「(A+Bの一の位)×10+Aの一の位×Bの一の位」という数式に、具体的な数字を当てはめていけばいいのだ。

 つまり、「12×18」なら「(12+8)×10+2×8」で答えは216になり、「14×17」なら「(14+7)×10+4×7」で238となる。

 最初のうちは紙に書かないとややこしいかもしれないが、一度覚えてしまいさえすればスラスラと暗算でできる。

 10から19までと数字が限定されてはいるが、面白いように答えが出せるようになるので、ほかの数字の組み合わせでもぜひ試してほしい。

回転寿司の会計金額をさりげなく予想できる目のつけどころ

 後輩たちとやってきた回転寿司で、先輩ヅラをして「今日は俺がもつから!」と大きく出たまではいいが、内心は最後の勘定が心配で、ついつい自分は100円の皿ばかり……。

 そんな思いをしながら食事をする羽目に陥らないためにも、あらかじめ支払い金額をざっくり予想する方法を覚えておくと損はない。

 まずは、この店の最も高い皿と最も安い皿をチェックする。

 これを仮に500円の大トロと100円のコハダだとしよう。そして、これらを足して2で割り、平均値を出すのだ。この場合は、300円になる。

 次にメニュー表をざっと眺め、その中で最も多い価格帯を探してみると、250円のネタが一番多かったとしよう。つまり、これらのことから、この店の寿司の平均的な価格は250~300円だということがわかる。

 計算しやすく間をとって1皿を約280円だとすれば、溜まっていく皿の枚数で途中経過がわかる。