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実務家のためのオプション取引入門
【第4回】 2013年4月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐藤茂 [米系ヘッジファンド オプショントレーダー]

なぜ韓国の株価指数オプションは
取引量世界一なのか

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米ヘッジファンド所属の現役オプショントレーダーが、「オプションとは」に始まる基礎理論から、プロトレーダーの視点、そしてVIX先物までを解説する『実務家のためのオプション取引入門』。この連載では本書に収められている14のコラムから5つを紹介する。連載3回目のテーマは、「韓国KOSPI200オプション」だ。

取引量世界一は韓国の株価指数オプション

 オプション取引がもっとも活発な国はアメリカですが、単独の銘柄(原資産)で見たとき、世界でもっとも多くのオプションが取引されているものは何かと言えば、実はそれは韓国の株価指数(KOSPI200)オプションです。下はある日のKOSPI200のオプションスクリーン(の一部)です。

 Volm(1日の取引量)に注目してください。KOSPI200オプションのマルティプライアは500000です。また、2013年2月現在、KOSPI200株価指数は約250ウォンですから、ひとつのオプションはノーショナルで言うと

 250×500,000=125,000,000ウォン

 に対応することになります。1JPY=12KRWとして円に直すと、これはおよそ、10,000,000円です。

 日によって異なるのですが、1日平均だいたい2,500,000個程度取引されていますから、これは

 10,000,000×2,500,000∼25兆円程度

 に相当します。この取引量は圧巻です。1日の取引量が5,000,000個に上ることもあります。

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    佐藤茂 [米系ヘッジファンド オプショントレーダー]

    東京大学理学系研究科修士課程修了。理学修士。米系ヘッジファンドにてオプショントレーダーとなる(現職)。米証券取引所にてマーケットメーカー(常時オプションの買値と売値を提示し、取引の流動性を保証する責任を負った証券取引所指定の自己勘定トレーダー)を務めた経験も。株式、為替、債券、コモディティなどあらゆるオプションをトレードしている。 


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