あ画像提供:カゴメ、キユーピー、アサヒコ公式X

ウクライナ侵攻や鳥インフルエンザの流行などの影響で、2023年2月頃から続いている卵の高騰。「物価の優等生」と呼ばれていた卵の値上げをきっかけに、卵の代わりに別の原材料を使った加工品や、それに代わる代替食品が注目を浴びているという。(清談社 真島加代)

プラントベースブランドを
展開するキユーピー

 近年、健康や環境への配慮、食の多様化によって動物性食品に対する価値観が変化している。そんな動物性食品に代わる食材として続々と登場しているのが、植物由来の代替食品だ。それらは「プラントベースフード」とも呼ばれ、大豆を肉のように加工した「大豆ミート」や、牛乳に代わる豆乳、アーモンドミルクなども代替食品に当たる。

 そして、昨今の鶏卵の価格高騰によって注目を集めているのが、植物性の素材を使って卵の食感を再現した、プラントベースエッグや、卵の代わりに別の食材を用いた加工食品だ。そこで今回は、プラントベースエッグなどの製造、販売を行う食品メーカー3社に話を聞いた。