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不機嫌な就活 辻太一朗

「大学の成績」は使えない指標じゃなかった!
“学生の本質”が分かる成績表を使った面接法

辻太一朗 [大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会(DSS)代表]
【第12回】 2013年4月3日
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 4月に入り、企業の採用面接が本格的に行われはじめています。

前回は、「面接で話を“盛る”学生と“突飛な質問”をする企業」についてお話しました。そして、そのような学生と企業が生まれる原因の1つとして、「日本の採用活動が面接に比重を置きすぎている」ことがあり、さらにそれを回避するためにも大学での成績を活用することが重要である、と説明しました。

 一般的に文系学部では信用度があまり高くない大学の成績ですが、実は成績の構造を理解すると採用面接で活用できることが数多くあります。そこで今回は、意外と知られていないその方法をご紹介したいと思います。

大学の成績を活用すれば
「しなくてはいけないこと」への姿勢が見える

 そもそも現在行われている採用面接の場では、どのようなことが話の題材になっているのでしょうか?

 その学生が今まで頑張ったことやアルバイトでの経験、資格取得での勉強、留学経験など、その本人にしか語れないことについて聞くことが多いかもしれません。しかしそれは、学生にとっては、誰かに強制されたわけでもない「したいこと」ですよね。自分で望んで選択し、挑戦した出来事がほとんどです。

 つまり、企業側が、学生の「したいこと/したかったこと」について聞いているので、自信を持って語る学生が多いかと思います。

 その一方で、学生の本分である、大学での学業についてはどうでしょうか。もちろん授業に出て、ちゃんと単位を修得して初めて卒業見込みが出るわけですから、その間の学業に対する取り組みがどうだったのかは非常に重要な点です。

 つまり、「したいこと」ではなく、「しなくてはいけないこと」について学生時代にどう行動していたのか。ここをしっかりと見極めていくと、その学生の普段の姿勢や行動が分かり、入社後にどのような人材になっていくかが見えてくるかもしれません。

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辻太一朗 [大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会(DSS)代表]

1984年に京都大学を卒業後、(株)リクルートに入社。人事部で採用活動を担当し、延1万人を超える学生を面接する。その後、採用コンサルティング&アウトソーシングを事業内容とする(株)アイジャストを設立。毎年100社以上の採用コンサルティングを手がける。2006年にリンクアンドモチベーションとの資本提携後、同社の役員を兼務。2010年にグロウスアイを設立し、企業・教育機関へのコンサルティング、就業力を高めるコンサルティングを展開。2011年、NPO法人「大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会」を設立。著書に「面接官の本音シリーズ」、「採用力のある面接」、「就活革命」、「辻式 就職面接内定メソッド」などがある。「カンブリア宮殿」などの報道番組の出演経験あり。


不機嫌な就活 辻太一朗

学生が「就職難」にあえぐ昨今。企業側は「よい学生がいない」と嘆いている。このように学生と企業がすれ違うのは、学生の質の低下だけが理由ではない。「就職活動」そのものに問題があるためだ。この連載では、学生・企業・大学の三者の間で起こる就職活動にまつわる勘違い、ねじれを指摘していく。 

「不機嫌な就活 辻太一朗」

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