消臭対策は、「やりすぎかな」
と思うくらいでちょうどいい

 少し前の資料になりますが、1999年に経済産業省が「抗菌加工製品ガイドライン」をつくるためのアンケート調査を行いました(※1)。

 その結果、「自分のニオイを常に気にしている」と答えた方は全体の42%にのぼったそうです。
 この数字は、「太りすぎないよう食事には気を使う」と答えた人(38%)よりも多い結果です。

「42%」という数字を、みなさんはどう解釈しますか?この数字を「多い」と思いますか?それとも「少ない」と思いますか?

 私は、「少ない」と思います。
 女性に比べると、男性はまだまだ「消臭対策」に消極的です。

 実際、「男性は、自分の体臭は少ないと思い込んでいる傾向があり、花王(大手化学メーカー)の社内モニター調査では、実際にはかなり強めの体臭を持つ男性でも、自分はニオイがあまりないと過小評価しているケースがあった」そうです(日経トレンディネット参照:2008年9月)。

消臭対策に、「やりすぎ」はありません。むしろ「やりすぎかな」と思うくらいでちょうどいいのです。
 口臭や体臭は、自分では気がつきにくいし、周囲の人も、気を使って教えてくれないことがほとんどです。だとしたら、自分が臭くても臭くなくても、ニオイ対策をしておいたほうがいいと思います。

 せっかくあなた自身がすばらしいのに、「ニオイで人が遠ざかる」ようなことがあったら、本当にもったいないと、思いませんか。

(※次回の掲載は4月18日になります)

(※1:経済産業省製造産業局編「抗菌加工製品ガイドライン」生活関連新機能加工製品懇談会第一次報告)


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