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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

長距離通勤者をあざ笑う
「自転車通勤」がブームに終わる可能性

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第88回】 2013年4月22日
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 職場へは「電車通勤が当たり前」というのは、もう古い考え方かもしれません。実は近年、若手社員を中心に自転車で悠々と出社する「チャリ通族」が増えているからです。

 一方で「自転車で通うなんて危険」「朝から運動なんて疲れる」というようなネガティブな意見を持つのは、ローンで郊外にマイホームを購入し、電車で長距離通勤をしている人たちです。

 こうして通勤の在り方が変わりつつあるなか、これからの通勤事情はどうなるのか?急増する若手社員の自転車通勤を題材に考えてみましょう。

11時には終電がやってくる!?
「片道2時間通勤なんて信じられない」

 新入社員の歓迎会や新しい組織での飲み会などが開かれ、春の繁華街は活気に満ちています。そんな雰囲気につられて、つい普段より店に長居してしまいがち。ただ、明日の仕事もあるため、帰宅時間を考えて飲まなくてはなりません。そこで、誰もが気になるのが最終電車。おのずと通勤時間の長い人から先に帰ることになります。

 そんな通勤時間をきっかけに価値観の違いを痛感する出来事に遭遇したのは、精密機械メーカーに勤務する20代の若手社員とその先輩社員たち。

 「そろそろ帰らないと…。終電だから失礼するよ」

 同僚との飲みが佳境に入るタイミングで席を立ったのは、Dさん(35歳)。時計を見て、大急ぎでカバンを持って帰ろうとしています。

 時刻はまだ11時前。最寄り駅の電車は、12時過ぎまで動いています。居酒屋はまだ満席状態。そこで、「もう少し飲みましょうよ」と後輩が帰りを急ぐDさんを引き留めようとしました。

 しかし、それに対して、

 「駅から自宅までの最終バスに間に合わなくなるから、帰りなさい。お疲れ様」

 と制したのは、上司のFさん(45歳)。Dさんが職場から2時間近くかかる場所にマイホームを買ったことを知っていたので、帰ることを勧めたのです。

 「この時間に出ないと間に合わないところから通うなんて、ありえない」

 一方で若手社員は、そう勝手に盛り上がり始めました。なかには「1日のうち4時間もの時間を通勤に捧げる人生なんて」…と同情する声まであがる始末。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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