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田中秀征 政権ウォッチ

猪瀬都知事はイスタンブールに飛んで陳謝すべき

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]
【第181回】 2013年5月2日
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 猪瀬直樹都知事のイスタンブール批判、イスラム批判とも受け取られる発言の波紋が広がっている。

 トルコのイスタンブールは、2020年の夏季五輪開催地候補として、東京の最有力のライバルだが、都知事は、米紙ニューヨークタイムズのインタビューで、このライバルを批判しているような発言をした。

 「イスラム教国が共有するのはアラー(神)だけで、互いにけんかしており、階級がある」(30日毎日新聞)

 「若者が多くても、若いうちに死んだらあまり意味がない」(同)

 こんな発言をしたとしたら、失言というより暴言に近い。

 29日夜、都知事は次のように弁明した。

 「東京が他都市を批判したとされていますが、私の真意が正しく伝わっていない。他の立候補都市を批判する意図はまったくなく、このようなインタビューの文脈と異なる記事が出たことは非常に残念だ」(同)

 トルコの担当大臣は、猪瀬発言に「発言は公正さを欠き、五輪運動の精神に反している」と遺憾の意を示した。

 波紋の広がりに驚いたか、30日になって都知事は「発言は適切ではなかった」と認め、謝罪する意向を述べた。

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田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。
83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。
細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。
現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。


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かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。

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