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日本コカ“疑似トクホ”商品に
広がる店舗と消費者の戸惑い

週刊ダイヤモンド編集部
2013年5月14日
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CMでは「トクホウ」と大きく打ち出す“非”トクホ飲料だ

 トクホ(特定保健用食品)飲料のブームが続く中、日本コカ・コーラが、4月末に発売したある商品が波紋を広げた。「カナダドライジンジャーエールFIBER8000」(写真)だ。店頭でのPOPやCMで「トクホウ(特報)」とうたい、トクホ飲料の有効成分としてよく使用される食物繊維の一種、難消化性デキストリン配合を打ち出した。だが、よく見ると「トクホではない」とただし書きが付く。

 「販売側としても非常にわかりにくいし、トクホ炭酸と間違えて買ってしまったという客からのクレームも来ている。特にあのPOPやCMは故意に誤認を誘っているといわれても仕方がない」とある小売店担当者は言う。

 昨年のキリンビバレッジのメッツコーラの大ヒットを契機に、飲料業界はトクホ炭酸ブームが席巻した。伊藤園やサントリー食品などが相次ぎトクホ炭酸を発売。そんな中、一連のブームと距離を置いてきた最大手、日本コカ・コーラの動向が注目されていた。

 トクホ飲料は認可までの時間と研究開発コストがかかり、さらに広告宣伝にも制約がある。日本コカ・コーラは「消費者庁に問い合わせ、宣伝方法について問題ないと確認を取っている。現時点でトクホ炭酸商品を発売する予定はない」としているものの、実際にはトクホでないものをトクホを連想させながら販売する商法が消費者や店舗の理解を得られるかどうかは疑問だ。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)

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