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富士山の世界遺産登録で
外国人客獲得狙う旅行会社

週刊ダイヤモンド編集部
2013年7月2日
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JTBも富士山ツアーに力を入れる
Photo by Ryosuke Shimizu

 富士山の世界文化遺産登録が決まった。もともと富士山は多いときで月4000人以上の外国人が訪れる人気スポット。それだけに、旅行会社も外国人の富士山旅行に熱が入る。

 だが、日本の旅行会社の収益につながるかは未知数。個人旅行者が増え、インターネットやスマートフォンで富士山までの行き方を情報収集し、バスや新幹線などのチケットや、宿泊先を自分で取ってしまうためだ。日本の旅行会社は海外の旅行会社からの依頼を受けて日本での手配を行うため、外国人の個人旅行には入り込めない。

 むしろ、7月からタイとマレーシアからの観光客のビザが免除され、格安航空会社(LCC)を利用した個人旅行が増えそうだ。

 旅行会社最大手のJTBは「リピート客を狙う」(担当者)と目先を変えた旅行商品を売り出した。富士山周辺のサイクリング(2時間半で1万7000円~)や、金剛づえとすげがさを着けて道者体験ができる1日ツアー(1万2500円~)などのいわゆる体験型である。

 極め付きは、高尾山から富士山頂まで100キロメートルを歩くという4日間のツアー。登山ガイドと通訳ガイドの両方がつき、ホテルまでの送迎付きだが、2人1室で34万8000円などと高額だ。海外の富裕層向けプライベート旅行にも乗り出した。

 富士山へのバス旅行にとどまらず、体験型でいかに付加価値をつけられるか、旅行会社のアイデア競争が始まった。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 大坪稚子)

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