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オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

実は“メタボ誘発剤”だった!?
夏にやってはいけないダイエット飲料との付き合い方

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第28回】 2013年7月8日
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カロリーゼロ、カロリーオフ飲料が
食生活を乱す“悪循環の車輪”に

 クライアントさんではないので何も言えないが、会う度に身体が大きくなっていく知人がいる。ひとりはダイエットコーラを1日2リットル飲み、ひとりは特保のコーラを飲んでいる。イメージとしては、「健康そうな方のコーラ」といったところだろうか。

 かつて、私にも太っていた時代があるので、ダイエット飲料、しかも、炭酸タイプを飲む人の気持ちがわかる。カロリーがないし(または、低いし)、お腹にたまるし、太りゆく自分の最後の砦のような、ありがたい存在だった。これこそが、自分のこれ以上の体重増加を食い止めているんだ…そう思っていた。

 しかし、残念なことに、クライアントさんを見る限り、カロリーゼロ、カロリーオフのものを常飲している人はカロリーを気にしなくてはいけない身体のままであることがほとんどだ。それは、コーラだけではなく、スポーツドリンクやビールなど他の飲み物にもあてはまる。

 あの、後に残る独特の甘み。あの強い味に勝るものはなかなかない。こういった飲み物と合わせるのであれば、そばよりはラーメンが良いし、おにぎりよりはサンドイッチが良いし、刺身よりは揚げ物が良い。少なくとも、ダイエットコーク片手にほうれん草のお浸しを食べて「お浸しってしみじみおいしいよね」なんていう人はいないだろう。食中に一緒に飲んでいないから大丈夫、という人でも、濃い味や脂っこいものを好むようになり、食事が乱れやすい。

 また、前述した「お腹にたまる」という一因もあり、定食スタイルの食事よりも、ちょっと小腹がすいたときに口に入れる程度、またはどんぶりや麺類など単品食べが目立つ。食事にあまり興味がない、という人も少なくない。

 メタボ街道の最後の砦であるはずの飲み物が、結果として、メタボ誘発剤になっているのだ。使用される人工甘味料についてもいろいろ言われるが、一番怖いのは、食生活が乱れる“悪循環の車輪“となってしまうことのように思う。

 だから、水分補給には水かお茶。特に、暑い時期には、熱中症対策のためにも、水分を正しく補給することが必要だ。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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