ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
エリート人材獲得競争の最前線
【第3回】 2013年7月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
柴崎洋平

アジアから優秀な新卒学生が押し寄せる?!
留学人気凋落の日本も、まだ就職先としては人気絶大

1
nextpage

アジアを中心に、今も日本企業への就職人気は高い。地理的要因や治安のよさに加えて、世界トップブランドのイメージや、待遇の良さがあるからだ。現地採用を積極化していない日本企業は、今こそ海外へ優秀な人材獲得に打って出るべきだ。そして、採用のルールを変えることは、日本人学生のレベルアップにも繋がる。

超満員!アジア各国にあるトップ大学での日本就職イベント

 この写真を御覧ください!

 シンガポールを代表する名門大学、シンガポール国立大学で弊社が開催した日本企業への就職説明会の様子です。同国を代表するエリートたちが、これだけ大勢参加してくれるのです。弊社が同様のイベントを開催するアジアのどの国でも見られる光景で、2010年度からの4年間で15ヵ国2万5000名を動員しました。日本はいまだに就職先としては人気がかなり高い国なのです。

 これは私にとって、大変嬉しい誤算でした。前述の通り、最優秀層は外資系の有力企業にしか興味がないにしても、まだまだ多くの学生が日本を向いてくれているのですから。

現地採用でなく、海を越えて優秀人材の獲得に乗り出す日本企業の利

 しかし、前回までの記事では、日本企業には世界から取り残された“ガラパゴス”的な採用慣習があり、それが日本人学生に悪影響を及ぼしているとお伝えしました。そんな中、アジアを中心とする海外の学生たちに日本への就職が人気なのはなぜでしょうか。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


柴崎洋平

[フォースバレー・コンシェルジュ株式会社 代表取締役社長]
1998年 上智大学外国語学部卒業後、ソニー株式会社入社。世界10数ヵ国で、 サムスン、モトローラ、ノキアといった世界的なグローバル企業とビジネスを行う。 2007年 ソニー株式会社退社後、 同年、フォースバレー・コンシェルジュ株式会社設立、代表取締役社長就任。世界経済フォーラム(ダボス会議)、Young Global Leaders (YGL) 2013選出。上智大学非常勤講師。


エリート人材獲得競争の最前線

サムスンやグーグルは、新卒でも優秀な学生には1000万円超でオファーするなど、世界の人材獲得競争は熾烈を極める。しかし、日本企業の多くは年功序列であり、採用対象も日本人や日本語のできる外国人が中心だ。本連載では、フォースバレー・コンシェルジュの柴崎洋平社長が、国内外の人材採用支援業務から痛感した、日本企業がグローバル採用で失敗する理由や、世界トップ人材の資質などをまとめ、全6回でお届けする。

「エリート人材獲得競争の最前線」

⇒バックナンバー一覧