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なぜ若手は「池上彰型上司」を待ち焦がれるのか?
“伝えられない”マネジャーが職場に埋没する時代背景

宮崎智之 [フリーライター]
2013年8月9日
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政治家に対してズバズバと答えにくい質問を投げかけた参議院選挙の特番で、その人気に拍車がかかった観のある池上彰氏。ジャーナリストとしての実績もさることながら、若手ビジネスマンから「理想の上司」として名前を挙げられることも多い。今なぜ、職場で「池上型」の上司が求められているのか。専門家への取材や若者への聞き取り調査を実施すると、日本の上司が抱える課題が浮かび上がって来た。あなたのマネジメントは「池上型上司」に近いだろうか、それともほど遠いものだろうか。これからの日本企業の職場では、その差によって、「浮かぶ上司」と「沈む上司」の明暗が分かれるかもしれない。もはや“伝えられない”マネジャーは生き残れない?(取材・文/フリーライター・宮崎智之、協力/プレスラボ)

なぜ「理想の上司」の常連に?
拍車がかかる池上彰氏の人気

 池上彰氏の人気がうなぎ上りだ。

 7月の参議院選挙では、テレビ特番『池上彰の参院選ライブ』(テレビ東京)に出演し、政治家に対して答えにくい質問をズバズバと投げかける姿勢が大きな反響を呼んだ。政治と宗教のタブーなどにも果敢に切り込むという、他局と一線を画すスタイルが視聴者のハートを鷲掴みし、選挙特番では民放1位の視聴率を叩き出したという。

 ジャーナリスト、コメンテーター、教育者といった幅広いジャンルで活躍中の池上氏だが、もともとわかり易い語り口でニュースや時事問題を解説する手法に定評があることはご存じの通りだ。過去にNHK記者として活躍した経験に加え、幅広いジャンルをカバーした見識、取材力、そして何より視聴者を楽しませながら納得させるというエンターテインメント性に富んだ演出を得意とし、お茶の間から絶大な人気を得ている。

 テレビ番組の共演者に対して投げかける「いい質問ですねぇ」というフレーズは、「2010年ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンにも選ばれた。

 そんな池上氏の実績や実力は今さら言及するまでもないことだが、参院選特番の後は、その人気に拍車がかかった観がある。とりわけ企業で働く若いビジネスマンの人気は顕著で、「理想の上司」として名前が挙げられるケースが増えている。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


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