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女性社員のトリセツ
【第4回】 2009年10月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
前川孝雄 [(株)FeelWorks代表取締役/青山学院大学兼任講師]

「どうせハケンだから…」と
派遣社員がやる気をなくす上司の一言

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公私セパレートさんの
モチベーションを高めるには

 今回は、皆さんの部下の中に急速に増えてきた派遣社員のモチベーションについてお話ししていきます。

 派遣社員の中にも、正社員へのステップとして派遣を選んだ堅実キャリアさん、夢実現のために派遣になった天職ドリームさん、大企業に勤めてみたくて派遣を希望した結婚ロマンスさんと、さまざまなタイプがいます。

 ただ、事務系の派遣社員の多数派を占めているのは、自分の都合に合わせて仕事が選べるというメリットを最大限に生かしている「公私セパレートさん」でしょう。もと正社員だったという20代後半以上の人は概ねそうです。

 公私セパレートさんは、仕事そのものにやりがいを見いだすというより、「自分の趣味に時間を使いたい」「会社に縛られたくない」「留学資金を貯めたい」と、自分の都合に合わせて仕事を選べる点に魅力を感じて派遣社員を選択しています。

 高いスキルをもっているものの、仕事に軸足を置いていないため、上司にとってはいまひとつモチベーションのスイッチがわかりにくい存在といえるでしょう。

 公私セパレートさんたちが口々に言うには、
「私をどう扱っていいのかわからず、必要最低限の声しかかけてこない」
「どうせすぐいなくなると思って、名前も覚えてくれず、ハケンさんと呼ばれている」
「ハケンはすぐ辞められていいね、と明らかに見下した発言をする」

 と、派遣社員のやる気を引き出すどころか、コミュニケーションそのものがきちんとできていない、困った上司も少なくありません。あなたは大丈夫でしょうか?

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前川孝雄 [(株)FeelWorks代表取締役/青山学院大学兼任講師]

株式会社FeelWorks代表取締役、青山学院大学兼任講師。
1966年兵庫県明石市生まれ。大阪府立大学経済学部、早稲田大学ビジネススクール・マーケティング専攻卒業。株式会社リクルートで「リクナビ」「ケイコとマナブ」等の編集長を歴任後、多様な働く人の価値観に精通した知見を活かし、2008年に株式会社FeelWorks設立。コミュニケーション循環を良くすることで温かい絆を育み組織の体質を変えていく「コミュニケーション・サイクル理論」(CC理論)を構築。「絆」と「希望」作りによる人材育成というユニークなコンセプトで話題を集め、『上司力研修』『キャリアコンパス』『Feelリーダーシップ』など独自プログラム、人間味溢れる講師育成にも力を注ぎ、多くの企業で好評を博している。
その親しみやすい人柄にファンも多く、人を育て組織を活かす「上司力」提唱の第一人者として自ら年間100本超のセミナーもこなす傍ら、テレビコメンテーター、コラム連載などでも活躍中。現場視点のダイバーシティマネジメント、リーダーシップ開発、キャリア論に定評がある。
主な著書に『若手社員が化ける会議のしかけ』(青春出版社)、『女性社員のトリセツ』『上司力トレーニング』 (共にダイヤモンド社)、『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい』(光文社)、『はじめての上司道』(アニモ出版)、『頭痛のタネは新入社員』(新潮社)、『組織「再起動」プログラム』(ビジネス社)など多数。2011年度から青山学院大学で「キャリアデザイン特別講座」の教鞭もとる。

ブログ 「前川孝雄の“はたらく論”」 http://ameblo.jp/feelworks-maekawa/
ツイッターアカウント @feelworks

 


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男性管理職にとって悩みのタネは女性社員。こんなに気遣っているのに、どこかしっくりこないのはなぜ? 女性社員の本音と上手なつき合い方を解説していく。

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