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造船所跡がスクリーンに!
日本初の常設型プロジェクションマッピングは
横浜の新名所となったのか?

土屋 勝
2013年9月20日
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 常設という点だけでなく、他のプロジェクションマッピングと差別化を図った点は、映像にストーリー性を持たせたこと。8分間の映像に、横浜の過去~現代の歴史を詰め込んだ。1854年のペリー提督来港から始まって、日本初の鉄道が開通し、日本初の本格的なキャバレーが開業するといった映像が続き、ランドマークタワーが開業、最後に、未来のみなとみらいの予想図が描かれる。

 「歴史を紐解くような、しかも堅苦しくないエンターテインメント性を持たせました。プロジェクションマッピングというと、投影している壁が崩れたりするような、独特の見せる手法の方に注力しているものが主流で、映像の意外な動きで完結してしまうのが多いのですが、私たちの今回の作品では、横浜の歴史が分かるストーリーに仕上げました」(小室氏)

地域振興のモデルケースとして
地方自治体から見学も

 ドックヤード・プロジェクションマッピングが好評なことが報じられ、いくつかの自治体から街おこし事業のモデルとして問い合わせがあったという。映せる建物とプロジェクターがあればプロジェクションマッピングはできるだろう。しかし問題は運営ノウハウだという。

 「おかげさまで、途中中止もなく無事に盛り上がっています。数百人規模の来場者に常設でプロジェクションマッピングを見せるイベントスペースは、おそらく初めての事例ですが、これから運営面も技術面もどんどん進化していくと思います。もしかしたら1年後には、一般的な仕掛けになっているかもしれないですね」(小室氏)

 最初は驚きと話題性で受け止められたプロジェクションマッピング。ドックヤードガーデンでの成功は、恒常的な街おこし、地域活性化などに新たなイベント手法を持ち込んだ最初の突破口になるかもしれない。

 現在上映されている「YOKOHAMA ODYSSEY」は10月31日(木)まで。上映開始時刻は19:30、20:20、21:10の3回。11月以降は、新作上映の予定(内容未定)。詳しくは公式サイトでご確認いただきたい。

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