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これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

「うまくいった!」と思ったときほど、
なぜ面接は不合格になるのか

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第7回】 2013年10月7日
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面接官は応募者の話を聞いていない!?

 私たちの会社では企業と応募者の面接が終わったその日のうちに、必ずキャリアコンサルタントが応募者に連絡をとって「どうでしたか?」と感触を聞きます。そのとき、「とてもうまくいきました。私が思っていることは全部お話できたので、手応えは非常によかったです」といった返答をいただくと「大丈夫かな……」と一抹の不安がよぎります。

 たいていの場合、この不安は的中します。合格したとしても企業からの評価はかなり微妙なラインです。

 応募者が「うまくいった!」と思っているのに結果は不合格。いったい何が起こったのか。結論から述べると、面接官が応募者の話を聞いていないのがその原因です。

 実に恐ろしい話ですが、面接官は応募者の話を聞いていません。より正確に言えば「面接官は自分が質問したことしか聞いていない」のです。

 面接の場面において応募者は高く評価されるために「これも言いたい、あれも言いたい」と一生懸命アピールしようとしがちです。しかし面接官はその内容をしっかり聞いて判断を下しているわけではありません。基本的に自分の判断に必要なことだけを質問し、それに対する答えだけを聞いています。

 そのため、応募者が一生懸命話したつもりでも面接官の質問している事柄には答えていないという場面が多々生じ、結果として「面接官が応募者の話を聞いていない」という事態が起こるのです。

面接で手応えがあっても落とされるパターンとは?

 具体的に例を挙げて説明しましょう。面接官と応募者の間で、こんなやり取りがあったとします。

 「あなたが今回、転職をお考えになった理由を教えていただけますか?」

 「将来のキャリアを考えるとそろそろ転職したほうがよいかと3年くらい前から思い始めていたところ、ちょうど希望退職の募集があったので応募しました。そして次はどうしようかと思っていたとき、御社の募集を知りました。以前から御社のことはよく存じ上げておりまして、御社のマーケティング業務で私の力を活かせると思い応募しました」

 このやり取りにはおかしい点があります。それがどこか、おわかりになるでしょうか。ちょっと考えてみてください。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


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