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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

電車が止まって取引先に遅刻寸前!
「自腹タクシー」と「運転再開待ち」どちらが正解か

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第99回】 2013年10月7日
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 あなたは、もし仕事での移動中に電車が事故などで止まったらどうしますか?復旧するまで「待つのが当たり前」と思いますか?そうして復旧を待つ人がいる一方で、せっかちな気質、責任感が強い人の中には「待てない」「待っていたら約束の時間に遅れてしまう」と、別の手段を探して、時にはタクシーに乗るなど自腹を切ってでも目的地に急ぐ人がいます。

 果たしてこうした場面に遭遇したとき、どちらの判断の方が正しいのでしょうか?今回は地下鉄が止まってアポイントに遅れそうになった2人の営業マンを例に、この問題を考えてみましょう。

「タクシーに乗ろう」VS「遅延証明書をもらおう」

 「時間がない、アポイントに遅れてしまうからタクシーに乗ろう」

 そう言い出したのは、営業経験が豊富なGさん(35歳)。営業先への移動中に乗っていた地下鉄が、「○駅先で車両故障が起きた模様。運転再開まで当駅に停車いたします」と社内アナウンスがあった後、動かなくなったのです。

時刻は12時30分。次のアポイントは13時です。

 「遅れたらまずい」

 Gさんはとっさにそう思いました。ここから目的地まで4駅。おそらく1000円ちょっと払えばたどり着ける距離です。タクシーに乗れば、アポイントに間に合う可能性は大いにあります(交通事情が悪ければ、無理な場合もありえますが)。そこで、Gさんは当たり前の判断をしたつもりで、隣に座っている同僚のOさん(25歳)に進言しました。するとOさんからは、こんな言葉が返ってきたのです。

 「車両事故で地下鉄が止まってしまった旨を先方に伝えて、地下鉄が動き出すのを待ちましょう」

 Gさんは、想定外の回答にびっくり。一瞬、2人の間に微妙な空気が流れました。ちなみに、この2人が同じ目的地に向かっている理由は、Oさんの担当取引先にGさんがついていくことになったから。同僚といっても普段は別々の職場に勤務している間柄で、そんな2人が同じ取引先に向かっているのは『若手営業サポートプロジェクト』というものが社内で始まったためでした。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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