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富田直美 真説・IT考

中国製ラジコンヘリが“凄い”――そこから日本人として読み取るべきこと

富田直美
【第7回】 2013年10月11日
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理想の物が、製品として市場で手に入るようになってきた!

 唐突な話をするが、私はITよりも物(Things)が好きである。

 皆さんもそうだと思うが、自分の趣味に関連した物には特にこだわりを持っている。私の場合、数えて見たら20以上の趣味がある。(スポーツならば、テニス、ゴルフ、卓球、バドミントン、グライダー。ラジコンは、飛行機、自動車、ヘリコプター。楽器演奏も、ギター、フルート、尺八、ケーナ、ピアノ、電子オルガン。自転車は、マウンテンバイク、ダウンヒルバイク。モータースポーツは、自動車、バイク。それ以外にも、料理、オーディオ、カメラ、筆記用具・工作工具・修理工具収集、草刈り、エアーブラシ、などなど……)

 我田引水ではあるが、これらの中でもプロレベルの趣味と下手の横好きレベルがある。端的に言えば、ラジコン以外は下手の横好きだ(我ながら、謙虚な表現だ)。

 こんなふうだから趣味関連で欲しい物は際限なく沸いてくる。ただしコンサルタントである私の場合は、欲しい物が世の中にない場合、そのジャンルのメーカーに提案し、新商品として実現するようにする。過去に関係した先端IT企業(メーカー)では、これが仕事に直結していたようなものである。

 とは言え、私一人で実現出来ることは限定的であり、頭の中と言う仮想空間で開発し未だ世に出ぬ物が殆どだ。

 そんな中最近は、自分が思い描いた理想に近い物を市場で発見することもしばしば出て来た。そんな場合私は、財布が許す範囲であれば、ほぼ例外なく即決即買する。

 即決即買の理由は、これまでは自分で思い描きメーカーを説得し、ようやく最初の可動試作品にこぎつけた時に得られる感動にも似た出会いの感覚が味わえるからだ。この場合、私は何の努力も貢献もせずに、欲しかった物が実現し眼の前にあるのだから、せめて身銭を使うぐらいの貢献をしたい。

 そして、自分の描いていたイメージとの差異を体感実感し、更なる理想像を模索し始める。これが物(Things)にこだわるコンサルタントとしての私のアイデンディティの証だと考えている。

ITの凄さを実感する3つの物たち

 さてそんな私が最近所有し、想像を圧倒的に超えたITの所産を3つ紹介したい。

  1. (1)中国製電動ラジコン(RC)ヘリコプター
     (鍵となるテクノロジー=1チップ6軸ジャイロ)
  2. (2)iPadからMacにもWindowsにも自在にアクセス
     (鍵となるテクノロジー= XPC〈クロス・プラットフォーム・コントロール〉)
  3. (3)iPhone、iPadがギターチューナーに
     (鍵となるテクノロジー= App Storeのエコシステム)

 それぞれ、用途とレベルは違い、(1)と(3)は完全に趣味の世界、(2)は仕事にも関係するが、アップルとパソコンと言う“水と油”を融合させてしまった界面活性剤的な出来のよさへのサプライズである。

 今回は(1)についてより詳しくお伝えしよう。

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新しいIT技術に基づく製品やサービスは、人間、社会にどんな影響(ポジティブ、ネガティブ)を与えるのか? 先端IT企業9社の経営経験を経て、現在は名門シンクタンクの理事を務め、大学で人間力を教える著者が、わかりにくいITとIT業界の動きを人間力によって立つ問題意識を元に考察する。

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