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「ツイッター炎上」をつくるのは誰か
炎上する側、させる側の論理

小川 たまか
【第149回】 2013年10月29日
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 今月10日、プロ野球選手が自身のツイッターアカウントで刑事事件の被害者を中傷したと思われるツイートをし、「炎上」した。選手はその後、会見を行い、ツイートを行ったのは代理で運営していた友人であったことを明かしたが、「自分の名前でやっている以上、自分に責任がある」と謝罪。ツイッターとブログを閉鎖した。この件はもともと注目度の高い野球選手が当事者だったが、一般人の不適切な書き込みによる「炎上」はあとを絶たない。

 ネット上の炎上事件は以前からあるが、今年特に目立ったのは飲食店などの店員や客による悪ふざけツイートが次々に「炎上」したことだ。多摩市では、アルバイト店員による不適切なツイートにより老舗そば店が閉店に追い込まれる騒動まで起こっている。

 フォロワー数が少なく、もともとは注目度の低い一般人の「つぶやき」でも、一度見つかればすごいスピードで拡散し、大問題に発展してしまう。多くの人がネットで発信を行う時代だからこそ、雇う側の企業としても無視できないこの問題。では、一般の人はいま、「炎上」についてどう考えているのか。ダイヤモンド・オンラインがリビジェン(東京都港区)の協力を得て調査を行った。

 調査はインターネット上で実施。調査期間は10月23日。調査対象は社会人男女500人。

“自分は大丈夫”と思っていない?
不適切な「ツイート」があとを絶たない理由

 自分の勤める企業や知人、もしくは自分自身が炎上の対象となったことがあるかを聞いたところ、「勤める企業や知人が対象となったことがある」人は6%、「自分自身が対象となったことがある」人は2%だった。炎上の対象となった「ソーシャル媒体」は、twitterが半数以上を占め、52%、「mixi」「個人ブログ」が16%、「その他」が10%。炎上の原因は、「他人への攻撃」が最も多かった。

 ひとたび炎上が起こってしまうと、不適切なツイートが拡散するだけではなく、当事者は個人情報まで調べられ、勤務先や在籍する学校に「電凸(不適切なツイートなどを行っていたことを電話で告げられること)」される。ネット上に一度上がってしまった情報を完全に消すことは難しく、自分の名前で検索をかけると、何年経っても過去の「炎上事件」がヒットしてしまうことになりかねない。

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