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キャッシュフロー改善!資金繰りの掟
【第5回】 2007年11月6日
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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

御社の預金残高を
正確に把握していますか?

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 支払資金となる日々の預金残高が少なすぎると、資金不足で慌てて調達に走ったり、下手をすると支払いに困ったりすることになりかねません。残高が多いと安心ですが、だからといって、多ければ多いほどいいというものでもありません。

最適な預金残高を把握せよ

◎預金は多すぎても少なすぎてもいけない
預金は多すぎても少なすぎてもいけない

 借入金のある会社が十分すぎるほどの預金を持っているということは、それだけ余分な借入れをしてムダな金利を支払っていることになります。短期的には資金繰りにゆとりがありますが、これでは財務体質の悪化につながり、長期的に見ると資金繰りを苦しくすることになります。また、借入金のない会社でも、余分な資金は安全な金融商品で運用して収益を獲得したり、定期預金や積立預金をすることによって銀行に協力して、銀行から信用を得たり情報を入手するなどしたほうが賢明です。

 預金残高は少なすぎてはダメで、多すぎてもよくありません。つまり、最適な残高を保つ必要があるわけです。最適な残高は、支払いに困ることのない最低限の金額です。

 最適な残高は会社によって異なることはいうまでもありません。日繰りの資金繰り予定表を作ってみるとだいたいの金額がわかってくるはずです。借入金のある会社は、預金残高をできるだけ少なめにして、一時的に資金が不足するときは当座貸越契約を利用するとよいでしょう。

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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

1956年、千葉県生まれ。中央大学商学部卒業。79年、公認会計士二次試験合格後、外資系会計事務所、監査法人を経て独立し、高橋会計事務所を開設、現在に至る。中小企業の経理・財務・税務の指導を行うほか、相続税コンサルティングに従事。各種セミナーの講師としても活躍中。

 


キャッシュフロー改善!資金繰りの掟

企業経営にとって永遠のテーマである資金繰り。ポイントはキャッシュフローの改善だ!この連載では、すぐに使えて効果を期待できるセオリーを紹介。

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