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認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~

病みツイートで救われながら承認も得られる
ソーシャルメディアとの正しい距離感

ソーシャルメディアと承認【後編】

梅田カズヒコ [編集・ライター/プレスラボ代表取締役]
【第7回】 2013年11月20日
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「強迫観念にとらわれたかのようにメールの返信を急ぐ人」、「せっかく一流企業に入ったのに辞めて、所得を減らしてでも自分らしい職場を探す人」……。一見不可解な現代の若者に特徴的なこれらの行動。こうした行動に駆り立てる原因を探っていくと、彼らの「認められたい」という思いに行きつくことが少なくない。現代において若者を悩ませる最大の問題は、経済的不安ではない。「認められない」という不安なのだ。

一方で、若者でない世代も含めて、日本に蔓延する閉塞感の正体を探る意味でも「承認」、さらに「承認格差」は、大きなキーワードだと考える。この連載では、経済的な格差に苦しむよりも深刻かもしれない、「“認められない”という名の格差」を考えていこうと思う。

 今回は、前回の「『バカッター』『LINE既読』問題はなぜ起こる? ソーシャルメディア時代の同調圧力」に引き続き、社会学者の鈴木謙介さんに、ソーシャルメディアがもたらした社会の変化と、それが私たちの心にどういった影響をもたらすかを伺った。

ソーシャルメディア上で
承認を得られる人、得られない人の違い

――ソーシャルメディアとの上手な付き合い方についてですが、TwitterやFacebookでうまく承認を得られる人と、そうでない人の違いというのはなんでしょうかね?

鈴木謙介
社会学者。1976年生まれ、福岡県出身。関西学院大学社会学部准教授。「ウェブ社会のゆくえ」(NHKブックス)、「SQ“かかわり”の知能指数」 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「サブカル・ニッポンの新自由主義」(ちくま新書)など。TBSラジオ「文化系トークラジオ Life」、NHK「青春リアル」などのパーソナリティも務める。

 もちろん当人の資質や友達の組み合わせとか、タイミングとか、いろいろあるでしょうね。うまい/ヘタと一元的に判断できないとは思います。うまく立ち回っているようで、「いっぱいいっぱいだ」という人もいるでしょう。ソーシャルメディア上でおちゃらけたことを書いているけど、そういうことを書かないと怖くて仕方ないとか。

――ありそうですね。

 普段はうまくやっている人が、恋人と別れた途端に病むと言うこともあるので、うまい人/ヘタな人と分けられませんが、うまい状態/ヘタな状態というのはあるでしょうね。

――「ヘタな状態」に置かれている場合は、ソーシャルメディアに接触しないほうが良いのでしょうか?

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梅田カズヒコ [編集・ライター/プレスラボ代表取締役]

ロスジェネ世代(1981年生)の編集・ライター。フリーライター、編集プロダクション勤務を経て2008年より株式会社プレスラボを起ち上げる。著書に『エレベスト』(戎光祥出版)。web上のニュースサイト「下北沢経済新聞」編集長。「GetNavi」(学研)誌上で『コンビニ研究室』連載中。他に「日経トレンディネット」「COBS ONLINE」「R25」「サイゾー」など主にネット媒体で執筆中。起業したのは旺盛な独立心と言うよりも、むしろサラリーマンの職場における煩わしい人間関係から逃げるため。
ツイッター:@umeda_kazuhiko


認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~

「強迫観念にとらわれたかのようにメールの返信を急ぐ人」、「ランチを一緒に食べる友達がいないと思われるのがイヤで、トイレでご飯を食べる人」……。オジサンには一見不可解な現代の若者に特徴的なこれらの行動。こうした行動を駆り立てる原因を探っていくと、彼らの「認められたい」という思いに行きつく。この連載では、「承認」をキーワードに、特に若者の間で広がる現代社会の生きづらさの正体を考える。

「認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~」

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